県水道局によると、国の考え方に基づいて、1キログラム当たり8000ベクレル以下の脱水汚泥を8月29日から君津市内の管理型最終処分場に搬出している。処分費用は1トン当たり約3万円。10日までに約860トンを搬出した。
従来通りセメントの原料として業者に搬出する場合は約1万2千円で、費用は約3分の1。放射性物質の数値の低い汚泥は、これまで通りセメント原料として搬出している。
水道局の担当者は「緊急性が高く随意契約とし、(費用増は)やむを得ない。費用は東京電力に請求すべきものと考えている」などと答弁した。
汚泥の放射性物質の最高値は、5月17日にちば野菊の里浄水場(松戸市)で検出された放射性セシウムの1キログラム当たり5390ベクレル。最近の検出は1000ベクレル以下で、減少傾向にあるとしている。4カ所の浄水場に仮置きされている汚泥は計1万2千トン弱という。
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