2011年10月11日火曜日

9月県議会代表質問や
「明るい会」の知事要請行動

 9月定例県議会、質問戦2日目の今日、柏市選出の加藤英雄県議が代表質問に登壇しました。

 取り上げたのは、①知事の政治姿勢について(野田新政権の原発問題や復興財源などについて)②大震災について(液状化対策やコンビナート対策について)③放射能汚染対策について(除染の取り組みや東電への賠償請求について)④つくばエクスプレス沿線開発について⑤県立高校改革推進プランについて⑥介護保険問題について、の6項目。

 震災による液状化について、県が埋め立て、分譲した土地で被害が出ていることに対して、これまで県は、「法的に瑕疵はない」と、居直りを決め込んできましたが、加藤県議の「住民が生活基盤を奪われ、人生設計を狂わされていることに、何の痛みも感じないのか」との指摘に、「たいへん遺憾に思っている。心からお見舞い申し上げる。」と、答弁。液状化再発防止への県の努力を求めたのに対して、国が補助制度を検討中なので、それを注目したい、と述べるにとどまりました。

 コンビナート問題では、毒性ガスタンクの周辺住民への周知や避難訓練について、当該自治体などに指導してまいりたいと答弁。県自らの責任を回避する態度でした。また、津波対策については、コンビナート内での最大津波高が2.5メートルだったことを初めて明らかにしました。

 破綻が必至のつくばエクスプレス沿線開発については、従来の答弁を踏襲。地価が下がり、保留地が売れず、資金計画が大幅に狂っているにもかかわらず、「土地の需要はある」と、強弁。今度も、根本的な見直しを先送りする態度に終始しました。

 散会後、放射能汚染対策などについて、恒例になった「明るい民主県政をつくる会」の知事への要請行動が行われました。日本共産党から、岡田幸子県議と小松が同席しました。 農民連の代表から、いわゆる風評被害について、県の責任で東電にしっかり賠償を求めるように、また、全教千葉からは、学校施設の除染について、現場の状況などの具体的な報告があり、市町村任せでなく県がイニシアチブを発揮するように、それぞれ強く要請していました。

────小松実ブログ 11.09.29────

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