2009年7月25日土曜日

「第二湾岸道路は必要」と
  6月議会で森田知事、
   国交省は06年交渉で必要性を示せず

 森田知事は09年6月県議会で第二湾岸道路は「必要な道路」と初めて認めました。

 しかし、第二湾岸道路建設の根拠を国交省は示せませんでした。

 結局、三番瀬埋め立ての目的は埋め立て利権ではないでしょうか。

 三番瀬は、ラムサール条約に登録して、環境を保護することが求められています。

 下記に国交省交渉の「しんぶん赤旗」記事を記しました。 




日本共産党が第二湾岸道路の
    計画中止を国に要請


 国交省は道路建設の必要性を具体的に示せず

 【千葉県東京湾の干潟・浅瀬「三番瀬」の保全の問題で、日本共産党の丸山慎一、小松敦の両県議らは8月25日、国土交通省を訪れ、「三番瀬」中心部を通る予定の「第二東京湾岸道路」建設計画の中止を要請しました。

 丸山県議らは、中止の理由として東京・千葉間の臨海部道路の交通量の大幅な減少をあげましたが、同省側は反論するデータや根拠も示さずに「道路建設の必要性はある」との姿勢を崩しませんでした。

 道路局企画課道路経済調査室の課長補佐が応対しました。

 丸山県議は、高速湾岸線や京葉道路、国道14号、国道357号、県道東京市川線、県道東京浦安線の6路線の一日の合計交通量が1997年の45万7千台から、2005年には42万1千台と3万6千台も減っていることを紹介。

 「近年には6路線の交通容量40万8千台も下回ることもありうる状況だ。渋滞緩和などのための第二湾岸道路建設の必要性はきわめて希薄」と指摘しました。

 小松県議の「計画を進めるにあたって何を判断材料にしているのか」との質問に、同省職員は「交通量や車の流れも非常に重要だが、それだけでもない。これから検討する」とのべました。

 丸山県議は「そんな説明じゃ国民は納得しない。莫大なお金がかかり、三番瀬保全にも関わる大問題だ。 真剣に検討すべきだ」と強調しました】

    (しんぶん赤旗・洞口昇幸記者 2006年8月25)




「第二湾岸道路は必要」
  三番瀬再生を前提に森田知事

 
 【県議会は6月29日も予算委員会が開かれた。

 森田健作知事は東京湾奥の干潟、三番瀬の環境再生との整合性が問題となっている第二湾岸道路について、京葉・東葛飾地方の渋滞解消のために「必要な道路」と初めて認めた。 

 丸山慎一議員(共産党)は東京湾奥の干潟、三番瀬に第二湾岸道路を建設しないよう求めた。 

 森田知事は「三番瀬は東京湾奥に残された貴重な干潟浅海域であると認識している」としながら「第二湾岸道路は湾岸地域の渋滞解消で抜本的解消のため必要な道路と考えており、今後事業者が構想を決める際、三番瀬再生計画を一つの制約条件として検討されると考えている」と答えた。 

 第二湾岸道路建設は、これまで県は三番瀬再生計画と整合性をとることを前提条件としており、森田知事はこれを踏襲した格好。

 また、丸山議員は段階的に三番瀬をラムサール登録湿地とすることに、森田知事が選挙前に賛成していることを確認したが、担当する地域づくり推進課長が「段階的登録は例がなく、地元関係者の同意が必要」と答弁。

 丸山議員は「知事の公約を関係課長がどうやって答えるのか」と知事に答弁を求めた。

 森田知事は「今、お答えした通り」と述べ、段階的登録に否定的な考えを示した。】

    (千葉日報 2009年06月30日)

 

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