ほとんどの答弁は、県職員が作った原稿の棒読み、または、県職員が知事に配るメモ読みに終始しました。
台詞がないと答弁できない、メモ用紙がないと答弁できない、無様でなさけない姿が放送されました。
森田知事、もうタレントじゃなく、知事なんですから。
子どもたちに道徳教育や日の丸・君が代を説く前に、知事の見識が問われています。
「千葉民報」が森田知事の答弁の様子を記事にしています。
ご覧ください。
【県議会傍聴席】
質問を聞くヒマがない
『ちば民報』7月5日号
役人が書いたメモの棒読みに終始。森田知事の初議会はひどかった。
就任3カ月の知事に、県政各分野の政策の詳細まで自分で答えよとは言わない。
が、県政運営にあたる政治家としての自身の信条、理念、基本認識まで役人のメモとは何だ。自身の金権疑惑への弁解・居直りの弁まで、自分の言葉を持たず役人のメモだのみとは、どういうことだ。
再質問のときなどは極めつきだ。
自分の頭で考える必要がない、役人の手から手を伝って次々と回されてくる短いメモを朗読すれば済むとなれば、そもそも議員の質問に耳を傾ける必要そのものがなくなる。
また実際問題として、メモの受け渡しとそれに付随する役人の耳打ちを聞き取るのに精一杯で、質問を聞いているヒマなどないのだ。
これでは議会論戦などというものではない。対話ですらないのだ。
共産党の小松実議員がたまりかねて「知事、メモばかり見てないで、私の質問を聞いてください」と注意を促した。
本会議場で議員から、「質問を聞きなさい」と諭(さと)された知事を、傍聴子は知らない。
ときどき知事はメモから顔をあげて“自分の声”を演出したが、そこだけ奇妙にオクターブがバネ上がり、緩急が乱れ、中身の空虚さをさらに印象づけただけであった。
100万余の得票を得て、こういう千葉県知事が誕生した。
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