6月県議会最終日の7月8日に提案する見通し。
野口氏は58年、千葉大教育学部卒。木更津市内の小学校で教頭や校長を歴任した。
96年4月から北海道教育大教授、08年4月から植草学園大教授を務めている。
06年10月以降、日本教育再生機構の代表委員」(「毎日」6/19日付け)
野口芳宏氏は著書『教育語録・硬派で鍛える』の中で、
”たとえば悪い事をしたときに謝罪をしないという意地っ張りを一度許せば、彼らに一つの無軌道のハードルを越される事になる。
(中略)どうしても謝罪しなかったらどうするか。
ひっぱたくのである。叩きのめすのである。
『体罰』を断行するのである。
そこまでしても人間社会のルールを身につけさせていく気迫がなければ子どもの教育は実を結ばない“
これでは家畜の調教です。
森田知事が野口芳宏氏の教育委員起用を決めた理由は、二人とも日本教育再生機構のメンバーだからです。
日本教育再生機構の方針の具体化が、森田知事の「教育日本一」のマニフェストです。
新日本婦人の会千葉県本部は7月7日、「『体罰』断行」の野口芳宏氏の教育委員会委員登用をやめてくださいと、県議会の各会派に下記の申し入れをしました。
様
2009年7月7日
新日本婦人の会千葉県本部
会長 浅 利 勝 美
千葉市中央区松波1-4-2-303
電話 043-251-4604
野口芳宏氏を千葉県教育委員にしないでください
7月8日の千葉県議会最終日に千葉県教育委員会の新しい委員に野口芳宏氏を任命する承認案件が出されると聞きました。
野口芳宏氏は08年4月から植草学園大教授をつとめていますが、06年10月以降、日本教育再生機構の代表委員を務めています。日本教育再生機構は、「戦前の天皇主権体制と侵略戦争を賛美し、戦後民主教育を否定する」団体です。
野口芳宏氏は、著書『教育語録・硬派で鍛える』の中で以下の発言をしています。
”たとえば悪い事をしたときに謝罪をしないという意地っ張りを一度許せば、彼らに一つの無軌道のハードルを越される事になる。(中略)どうしても謝罪しなかったらどうするか。ひっぱたくのである。叩きのめすのである。『体罰』を断行するのである。そこまでしても人間社会のルールを身につけさせていく気迫がなければ子どもの教育は実を結ばない“
と発言しています。
野口芳宏氏と同様、日本教育再生機構の代表委員をつとめる森田健作知事は、千葉の教育を日本一にすると公約していますが、そのなかみは『教育現場での国旗掲揚・国歌斉唱の徹底化』だと言います。
私たちは、体罰を加えてでも言う事を聞かせる、という野口氏の考えかたには絶対に反対です。それは教育ではありません。国旗掲揚・国歌斉唱を徹底するよりも、少人数学級を実施し、先生の数を増やし、耐震改修や冷房の設備など教育環境をこそ整えてほしいと思います。また子ども達の間にも貧困の影響が出ている今、学校給食の無料化、就学援助の拡充のために努力してほしいと思います。
千葉県の教育委員にはこのようなことに努力してくれる人を選出してください。野口芳宏氏を教育委員にする事には反対していただきたく、要請いたします。
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