2009年7月7日火曜日

「森田知事の政治責任を追及する会」
   の活動報告

1. 先の知事選挙で、森田健作氏は「完全無所属」を売りに初当選しました。

 西松建設事件で自民党も民主党もワイロで汚染されている事実がわかり、「自民も民主もどっちもどっち」との選挙情勢のもとで、「完全無所属」を全面に掲げる戦略が功を奏しました。

 知事選挙の最終版に「明るい民主県政をつくる会」は、この事実を「くらしと平和」(機関紙)をつうじて県民に知らせました。

 しかし、多くの県民がこの事実を知ったのは、投票日翌日の4月30日、「『完全無所属』実は『自民党支部長』(読売夕刊)との報道以降です。

 森田氏は自民党衆院議員をやめた翌年の04年以降も「自民党東京都衆議院選挙区第二支部」(東京・中央区)の支部長を務め、4年間で計1億8000万円の企業・団体献金を集めていたことが判明しています。

 森田氏が支部長の自民党第二支部は、この1億8000万円余の企業・団体献金の約93%にあたる1億5030万円を森田健作政経懇話会に流しています。

 政治資金規正法は政党本部や政党支部以外の、政治家個人や資金管理団体への企業・団体献金を禁止しています。

 自民党支部を受け皿にした森田氏の政治資金集めは法の網をくぐった「う回献金」ではないかという疑惑が指摘されています。

 同支部は、外国人や外資系企業の持ち株比率が50%を超えていた大手ディスカウント店「ドン・キホーテ」から05年と06年に計1010万円の違法献金を受けたことも判明しています。

 ところが知事は「何ら問題はない」「刑事罰に触れない」などと居直り、まともな説明も、反省も聞かれません。


2. 「森田知事の政治責任を追及する会」(三輪定宣 呼びかけ人代表 )は4月16日、団体と個人により発足しました。

 「追及する会」の4月20日の結成記者会見には、テレビ5社、新聞9社が参加し、大きく報道しました。

 翌日、「追及する会」の事務所には、「森田知事に騙された」など45件の電話が殺到しました。

 圧倒的多数が、「追及する会」の運動に賛同する、署名に協力するという内容でした。

 そのときの怒りの声は、「森田知事の政治責任を追及する会」のブログに掲示してあります。

 この間、臨時県議会に「百条調査委員会」の設置を求め、県庁宣伝を4月22日に行いました。

 4月22日の臨時県議会で民主党、日本共産党、市社無は、百条調査委員会の設置を共同提案しました。

 しかし、自民・公明の両党は、「急施を要しない」などとして、審議はもちろん議会への上程そのものを拒否する暴挙を強行し、県民の願いに背きました。

 4月26日には千葉駅頭でシール投票を行いました。結果は、森田知事に「騙された」74%、森田知事を「支持しない」82%でした。

 また、5月23日には、「偽装モリモリ」シンポジウムを70人参加で開催し、真相究明に迫りました。

 さらに、6月11日の県議会初日には、400人の集会、デモ行進、個人請願、署名提出を行いました。

 この日は、知事室長に第一次分として5047筆の署名を提出しました。

 現在、6月県議会が始まっています。「

 追及する会」は、県議会の各会派に再度「百条調査委員会」の設置を求め、紹介議員になってほしいと要請しました。

 結果は、日本共産党の4人の県議が紹介議員になりました。

 ところが、6月24日の総合企画水道常任委員会(自民8人、民主3人、公明1人)の議運で百条委員会の設置を求める請願が審議され、自民党と公明党が反対し不採択になりました。

 最終的には県議会最終日に採決されます。

 県議会では自民党を含め、各会派が森田知事の「政治とカネ」を追及しました。

 「百条調査委員会」の設置に自民党と公明党が反対していることに県民は驚いています。


3. とうとう森田健作知事は県民から見放され、森田知事を「評価する」は18.1%(産経)と、麻生太郎首相の支持率と変わらなく低迷しています。

 6月18日の大野県議の代表質問に対する知事答弁(再答弁)で検察が捜査に動いていることが明らかになりました。

○ 質問(大野博美県議)「県民への説明責任として収支報告書を事前公表すべきと思うが見解はどうか」。

○ 知事「政党支部の収支報告書の件については、告発処理手続きの中で、当局にすべてご説明しておりますので、刑事手続き以外の場で議論することは、当局の捜査の妨げにもなりかねず、適当ではないと考えます」と答弁しました。

 西松建設が自民党二階派(会長・二階俊博経済産業相)の政治団体のパーティー券をダミーの2政治団体名義で購入していた問題で、東京地検特捜部は同社元社長、国沢幹雄被告(70)を政治資金規正法違反で追起訴しました。

 特捜部は今月1日に不起訴にしていましたが、東京第3検察審査会の「起訴相当」議決を受けて処分を変更しました。このことを「毎日」の社説は、「西松追起訴 民意が検察動かした」と評価しました。

 森田健作知事が7月3日、とうとう自民党東京都衆議院選挙区第二支部を解散しました。また、自民党も離党しました。

 しかし、支部解散の事実を自ら記者会見で公表しませんでした。

 県民のみなさん、すべては県民運動と世論が決めます。

 千葉県は森田知事によって不名誉な「金権日本一」になりました。

 森田知事の違法・脱法・詐欺行為のやり得がまかりとおると、民主主義がおかしくなります。

 ご一緒に森田知事に説明責任と政治責任を問う行動に立ち上がることを呼びかけます。


  

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