2012年3月31日土曜日

千葉県内高校生、就職内定率38・4%
9月末、過去2番目の低水準
────千葉労働局調査────

来春卒業予定の県内高校生の就職内定率は9月末現在、38・4%だったことが18日、千葉労働局の調査で分かった。東日本大震災の影響で低迷が心配されたが、前年同期より0・7ポイントの微減にとどまった。ただ、データのある1998年度以降、2番目の低水準で、新卒高校生の就職は依然として厳しい状況が続いている。

 同局によると、県内高校生の就職希望者は前年同期比3・2%増の5455人で、このうち2094人が内定を得た。求人数は同6・5%増の4712人(同6・5%増)で、就職希望者1人に対する求人数を示す求人倍率は0・86倍だった。

 内定率は、52・7%だった08年度(求人倍率1・39倍)から、リーマンショックの影響を受けた09年度は35・9%(同0・82倍)に急落。10年度も39・1%(同0・84倍)どまりで、低迷が続いている。

 同局は「県内全体では震災の影響はそれほど大きくなかったが、就職希望者の増加に求人数が追いついていないのが現状」と分析。今年は警備業や引っ越し業で大口の求人があったため求人が増加したが、「先行きの不透明感から求人を抑制する事業者が多く、今後も厳しい就職環境が続く」とみている。

────2011年11月19日千葉日報────

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