◎ 千葉県警本部
捜査協力者への謝礼、年間約1億円千葉県議会決算委、小松実県議の追及で明らかに
31日、千葉県議会で県警本部の2010年度決算審査が行われ、情報提供などを行う捜査協力者等に対する謝礼が、昨年度約1億円に上っていることが明らかになりました。日本共産党小松実県議の質問に、県警本部植村会計課長が答えました。
小松実県議は、昨年12月、警視庁の捜査員が交際していた女性との飲食代などに費消する目的で、捜査協力者と接触があるかのように偽って、捜査費をだまし取っていたことから、警察庁が「捜査費の適正な執行」についての通達を出したことを指摘。謝礼支払いの基準はあるのか、一回あたり、どの程度の金額になっているのか、と質しました。会計課長は、3千円程度の菓子折から10万円程度まで、その都度、上司などに相談し、判断している、と答弁。支出に基準のないことが明らかになりました。
続いて小松氏が、昨年度の謝礼は総額でどれほどか、と質したのに対して、会計課長は、国費捜査費から6159万円、県費捜査費から3729万円、と答弁。総額約1億円にのぼることがわかりました。
平成16年に警察庁は、この謝礼について「協力者本人名義による領収書を徴収することが原則」との通達を出しています。執行額のうち、本人名義の領収書のあるものはどれほどか、との小松氏の質問に、県警は、後ほどまとめて提出すると答えました。
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