大震災発生から明日で8カ月。旭、香取両市では現在も約200世帯、530人余りが仮設住宅で暮らす。これらは県と協定を結ぶプレハブ建築協会が建てたものだ。
長引く仮設暮らしにも被災者は「住めるだけで感謝」とするが、一方では構造上、湿気の多さを訴えたり、冬本番に向け新たに暖房器具を購入する必要性にも迫られている。
両親と妻、子どもの7人で旭市の仮設住宅に暮らす椎名克彦さん(54)はトイレや風呂に生えるカビに悩まされるだけでなく「床が冷たい。カーペットなどを買わなくては…」と震災後、初めて迎える冬に不安を募らせる。
こうした中、千葉土建の梅川正明書記長は「木造仮設住宅はぬくもりがあり、住む人に喜んでもらえる」とメリットを強調。建設費もプレハブと遜色ないといい、「県産木材を使い県内業者が建設すれば地域復興にもなる」とアピールする。
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