2010年10月22日金曜日

千葉 業況、危機前水準に
4~6月期、個人消費は依然低調

 千葉経済センター調査 県内経済の研究機関、千葉経済センターが発表した2010年4~6月期の県内企業経営動向調査によると、全産業の業況判断BSIは前期(1~3月期)から5・7ポイント上昇し、マイナス3・3だった。上昇は2期ぶりだが、09年1~3月期を底に上昇基調にあり、調査を受託したちばぎん総合研究所は「県内景気はリーマン・ショック前の水準へと脱した」と指摘している。

 産業別の業況判断は製造業が12・4ポイント上昇の3・9と改善した一方、非製造業が1・8ポイント下落のマイナス11・3と悪化した。全産業の先行き見通し(7~9月期)はマイナス2・7と、わずかに0・6ポイント改善した。 業種別では、全16業種中、鉄鋼・非鉄、輸送用機械、建設、小売、サービスを除く11業種が改善。特に一般・精密機械(42・4ポイント上昇の26・7)、運輸・倉庫(19・7ポイント上昇の7・2)などの改善が目立つ。

────2010年08月03日 千葉日報────

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