圏央道は都心から半径40~60キロに位置する延長約300キロの自動車専用道路で、都心から放射状に道路をつなげるほか、東京湾アクアラインや館山道にもアクセス。首都圏の交通分散や渋滞緩和に向け早期開通が期待されている。 このうち茂原長南IC(長南町法恩寺)-木更津IC(木更津市下郡)の区間は延長21・3キロ。2012年度末の開通を目指すが、今年3月末時点の用地取得率は96%(未取得地は12件)となっている。
今年3月の前原誠司国交相への裁決申請を経て、今回審理対象となった未取得地は、木更津市真里谷の約2003平方メートルで、同区間のトンネル部分に位置。5人が共同所有しているが、この日の委員会には、地権者はいずれも姿を見せなかった。このため委員は、申請者で事業主体の国交省関東地方整備局や東日本高速道路の担当者の意見陳述をもとに、審理を行った。 同区間で未取得となっている他の土地について、収用委は今後、市原市山口のトンネル部分の土地1件の審理を今月中に行う。残る未取得についても、早期取得に向け土地収用手続きを進めていく方針。
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