2010年10月21日木曜日

自民千葉県連 森会長ら3役退陣
参院現職落選で引責

 参院選後、初めて開かれた県選出国会議員団会議。(後方右側は辞意を表明した森会長=4日午前、都内の自民党本部)

 自民党千葉県連の森英介会長(61)は4日、参院選後初めて開いた県選出国会議員団会議で、選挙を総括するとともに、「現職を落選させた責任を取りたい」と辞意を表明した。さらに林幹雄会長代行(63)、浜田靖一選挙対策委員長(54)も辞任する考えを明らかにした。県連国会議員の主要3役が引責により退陣する意向を示したことを受け、新会長には松野博一衆院議員(47)、選対委員長には石井準一参院議員(52)が内定した。 自民県連は7月の参院選千葉選挙区(改選数3)に、3期目を目指した椎名一保氏(58)と新人の猪口邦子氏(58)を擁立。「2人の公認候補擁立は、全国の選挙区で東京以外では唯一」という攻めの姿勢で臨み、猪口氏は2位当選を果たしたものの、椎名氏の得票は9候補中5番目と低迷し落選した。自民現職の落選は全国の選挙区でも椎名氏だけで、県連執行部の責任を問う声も出ていた。 国会議員団会議は都内の党本部で開かれ、全7議員が出席。森会長は冒頭、「参院選では全体的には民主党を過半数割れに追い込んだが、2人を擁立した千葉県で現職の椎名氏を落とした責任を県連会長としてとても重く受け止めている。会長職を辞させていただきたい」と県連トップを退く意向を表明した。

────2010年08月05日 千葉日報────

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