同委員会は学識経験者や学校関係者、PTAの保護者代表らで構成。これまで5月と7月の2回にわたり会合を開き、本県の道徳教育の在り方や重点項目、映像教材作成や専門部会設置などを議題に検討、協議してきた。委員からは「学校と家庭の連携による親も交えた道徳の時間が必要」とする意見などが出された。委員会は本県の道徳教育の充実と推進に向け、県教委に早急な対応を求めるため、中間とりまとめとして7月20日に第1次提言を行った。
提言では、(1)就学前から高校まで、家庭・学校・地域が一体となって道徳教育に取り組むための指針を示すべき(2)効果的な教材作成や指導資料の提供を早急に行い、各学校の道徳教育推進を支援する体制を構築すべき(3)特に高校で道徳教育を推進するため、道徳を学ぶ時間の確保や学習内容に関する具体的な検討を行うべきとした。 提言(1)では、「『いのち』のつながりと輝き」を取り組みの柱に据え、「先人の生き方や郷土と国への愛着と誇り」などをはぐくむ視点が大切であるとした。その上で、言語や読書、体験活動や社会参加活動などを通じて子どもたちが道徳的実践力を身に付けられるような具体的な取り組みを指針として示すよう求めている。
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