2012年12月13日木曜日

────千葉────
職場内いじめ9年で4倍
減らないセクハラ、妊娠解雇も
千葉労働局まとめ

 2011年度に千葉労働局に寄せられた職場内でのいじめ、嫌がらせの相談は1128件(前年度比29件増)で、この9年間で約4倍になったことが、同局のまとめで分かった。また、男女雇用機会均等法に関する相談は1340件(前年度比36件減)で、このうち681件(50・8%)がセクハラ関連だった。相次ぐ従業員からの訴えに同局は、職員を事業所に派遣して研修するなど、防止対策に力を入れている。

 同局は、事業主と労働者のトラブルを解決するための「個別労働関係紛争解決制度」に基づき、労働者から相談を受け付け、助言や指導している。

 同制度に基づく紛争相談件数は11年度、6376件(同353件増)。このうち17・7%にあたる1128件がパワーハラスメントを含む「いじめ、嫌がらせ」だった。調査を始めた02年度の291件と比べると約4倍に上る。

 パートの女性が上司から罵声を浴びせられ続け退職に追いやられたり、無視され続け体調を崩した女性従業員が、補償金の支払いを求めるケースがあった。

 一方、同局では、同制度とは別に男女雇用機会均等法に関する相談も受け付けており、11年度は主に女性から1340件の訴えがあった。このうち5割に上るセクハラは、職場内でのわい談から悪質な犯罪行為まで、内容は多岐にわたる。

────2012年06月24日千葉日報────

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