2012年12月12日水曜日

────千葉────
柏に内部被曝検査センター

 
 放射線による内部被曝(ひ・ばく)を調べる「ホールボディーカウンター」(WBC)を行う民間検査機関が11日、県内で初めてJR柏駅前にオープンする。検査費用は1人6300円。10分間の測定ですぐに結果が分かる。

 この検査機関は、「放射能プレミアムドックセンター柏」(柏3丁目)。医療機器などの保守点検を行う「日本サード・パーティ」(東京)が運営する。同社の施設としては、東京都品川区や福島県などに続いて5カ所目。検査機器はチェルノブイリ原発事故で被曝したベラルーシから輸入し、1台約600万円。 

 WBCをめぐっては、我孫子市が4月から、妊婦と中学生以下の子どもを対象に検査費用のうち3千円を助成している。県内初の試みだが、受診できる機関が品川区のプレミアムドックセンターなど都内3カ所に限られ、8日までの申請者は42人と低調だ。柏の検査機関オープンを受け、我孫子市は対象を高校生に拡大することを検討している。

 我孫子市では5月に開かれた市長と市民との意見交換会でも、「大震災時の中学生は高校生になっている。不安を払拭(ふっ・しょく)してほしい」と、助成拡大を求める意見が出ていた。市は夏休みに利用できるよう要綱の改正を検討している。

 プレミアムドックセンター柏の申し込みは(03・5795・1840)へ。(佐藤清孝) 

────2012年06月09日 朝日6/18────

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