山下氏は、事業継続を求める地元首長の要請にパナソニックがまともに応えず、地元から「巨額の補助金を受けながら、雇用と地域経済を守らなくていいのか」と怒りの声があがっていることを紹介。退職に応じなければ、家族がバラバラになるような配置転換を押し付けるなど、違法・無法なリストラをすすめていることを批判すると、川端総務相は「労働者に責任はない」と述べざるをえませんでした。
山下氏は、「パナソニック1社でもこれだけ、雇用と地域経済に対して大打撃を与えている。すべての企業が同じ行動をとれば大量の失業者を生み、日本経済全体が悪化する悪循環となる。政治が放置してはいけない」と主張しました。
<パナソニック>
マレーシアに太陽電池の新工場建設へ
パナソニックが12年度中にマレーシアに約500億円を投じて太陽電池の新工場を建設することが18日分かった。急速な円高と価格下落に見舞われる中、コスト競争力を強化する狙い。太陽電池の基幹部品「セル」から、本体の組み立てまでを一貫して手掛ける。パナソニックがセルを海外生産するのは初めて。 新工場はマレーシア北西部の工業団地に建設する。子会社の三洋電機が開発した、変換効率が世界最高水準の「HIT太陽電池」を量産する。セルの生産能力は年産30万キロワット。既存の国内2工場の生産能力(60万キロワット、11年度末見込み)と合わせて90万キロワットになる。12年度中に現在の3位からシャープ、京セラを抜いて、国内首位を目指す。さらに、15年度には世界3位を狙う。
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