10年1月に稼働したばかりの第3工場の扱いは、今後検討する。上海工場は存続の見通し。液晶パネルについては、茂原工場を売却する方向で調整している。 これに伴い、パナソニックのテレビ向けパネルの生産能力は現在の月産約256万台(プラズマパネル42型、液晶は32型換算)から約141万台へ4割超減少する。
パナソニックの11年3月期の連結売上高は8兆6927億円で、テレビ事業の占める割合は約11%。韓国・台湾メーカーなどの低価格競争に拍車がかかり、抜本的な改革が急務だった。パナソニックは、テレビの生産縮小を受け、今年度の世界販売目標として設定していた2500万台を2000万台に下方修正する。12年度は1500万~2000万台へとさらに引き下げる。
また、パネルの外部調達やテレビの相手先ブランドによる受託生産(OEM)の比率を今後高め、コスト削減を進める方針だ。次世代テレビとして期待される有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)テレビは開発を続ける。
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