2011年1月26日水曜日

千葉 依然200億円の財源不足               
 県税減収も 要求額1.8%増 県の当初予算要求状況

 県は19日、来年度当初予算の編成に伴う各部局の要求状況を公表した。要求総額は、今年度当初比1・8%増(272億円)の1兆5607億円。一方、収入の柱である県税が2007年度の税源移譲以降最低だった今年度よりさらに37億円減収の6136億円と見込まれるなど、歳入は1兆5408億円にとどまる見通しで、現時点で依然約200億円の財源不足が生じている。

 県財政課によると、歳入は県税が落ち込む一方、地方交付税は今年度当初比13・7%増(197億円)の1637億円など、全体で同0・5%増の1兆5408億円を見込む。これに対し、各部局の要求額を合わせた歳出は1兆5607億円に上る。

 歳出は、千葉国体・千葉大会関係の71億円と国勢調査の関連費用が減少した一方、子ども医療費など社会保障費が増加したことで健康福祉部の要求額が今年度当初比184億円の大幅増となったほか、公債費の増加などで総務部の要求額が同76億円アップしている。

────千葉日報11/21────

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