2011年1月30日日曜日

森田知事定例記者会見(平成23年1月6日)
 質疑応答(アクアライン)

記者

おめでとうございます。東京湾アクアラインについてですが、国の方が地方負担が前提ということを示しておりますが、そのことについて、今後の知事の協議の進め方と、今のお考えを教えてください。

知事

これは何度も言っているとおり、地方負担はしないという考えで、これからも折衝してまいりたいと思っています。それは、いつも言っているとおり、これは千葉県だけでの問題ではございません。首都圏において、このアクアラインが現状の社会実験の普通車800円でいかに貢献しているか。観光、産業等も含めて、これは千葉県だけの問題ではないと。首都圏において大変な効果があるということでございます。今、記者さんご案内のとおり、中央が非常にごちゃごちゃしております。馬淵大臣も今、いろいろと取りざたされているところでもございます。これからどうなるかわからないところでもございます。しかし、どのような方が大臣になろうと、千葉県としての考え方はぴちっと言っていきたいと思っております。それと、何度も言うようですけども、菅総理が副総理のときに千葉県に来たときに、アクアライン800円を維持するか、恒常化するか、あと無料化にするかと、これをおっしゃっているわけで、このアクアライン800円というのを非常に評価していただいたわけでございますから、これはそのようにやっていただけるものと確信しております。

記者

子ども医療費についてですが、千葉市はまだ小学校3年生までになってないと思うのですが、その辺の足並みがそろってない部分というのは、昨年いろいろ協議されるということでしたが、そのあたりはどうなっているのでしょうか。

知事

おっしゃるとおり、千葉市は苦しいという状況は聞いております。ですから、政令都市でございますから、頑張ってくれよと言っているんでございますが、今、副市長、こちらは副知事でいろいろその辺をどのようにしていったら同じスタートラインに立てるかということを協議しているところでございます。

記者

ありがとうございました。





森田知事 年頭のメッセージ
知事定例記者会見(平成23年1月6日)


知事

新年明けまして、おめでとうございます。年末から正月にかけ、大きな事件、事故もなく、県民の皆さんもご家族やお友達と穏やかな正月を過ごされたことと思います。今年の正月三が日は、県内は好天に恵まれたので、初詣などにお出かけになった方も多いのではないでしょうか。私は、芝山の実家で本当にゆっくりいたしました。ゴッドファーザーを聞きながらお節を食べ、あの音楽はどんどんお酒がいっちゃうものですから、あまり飲めないのでございますが、飲み過ぎちゃったなと、そんなような感じでございます。そして、夕方、元気がなくなると「ロッキー1」を見て、よし、また頑張ろうと、このような三が日でございました。県内の初日の出スポット、神社・仏閣も多くの人で賑わったようでございます。成田山新勝寺は約298万人もの方が訪れたと聞いております。県では、元旦から早春の観光キャンペーン「きらきら房総春満開!」をスタートいたしました。早春の千葉の魅力を発信するとともに、「食の宝庫ちば」の魅力についても、県内外にどんどん発信していきたいと思っております。昨年は、ゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会が開催され、千葉国体では完全優勝を、千葉大会でも過去最高の成績を収めることができました。両大会を大成功のうちに終えることができたのは、まさに「最高の笑顔」と「心のこもったおもてなし」で、全国から来県した選手をお迎えしてくださった県民の皆様のおかげと、心より感謝しております。また、千葉ロッテマリーンズの5年ぶりの日本一や宇宙飛行士の山崎直子さんへの県民栄誉賞の授与など、明るい話題の多い年でもありました。さて、県では、昨年「くらし満足度日本一」の実現を目指す総合計画「輝け!ちば元気プラン」を策定し、3つの基本目標のもと、各施策を進めてまいりました。1つ目の目標である「安全で豊かなくらしの実現」では、今年の4月には県内25カ所の警察署で移動交番車の配備が完了します。また、多発するひったくり犯罪対策として、覆面バイクや車載用ビデオカメラの導入決定、啓発DVDの制作などに取り組みました。今後も地域の防犯力を高め、だれもが安心して暮らせる社会づくりに向けて取り組んでまいりたいと考えております。2つ目の目標である「千葉の未来を担う子どもの育成」では、子どもの医療費助成の対象を小学校3年生まで拡大するとともに、待機児童の解消に向けた保育所の整備や保育サービスの充実を進めました。引き続き、子育てを支える環境の一層の充実に向けて取り組んでいきたいと考えております。3つ目の目標である「経済の活性化と交流基盤の整備」では、成田国際空港が成田スカイアクセスの開通により、その利便性が大きく向上し、年間発着枠30万回への拡大に向けての合意も実現いたしました。これからも成田国際空港の持つ高いポテンシャルを生かし、千葉県の飛躍拠点として、県内経済の活性化に取り組んでまいります。また、東京湾アクアラインについては、料金引下げの社会実験後の交通量が実験前に比べて大幅に増加するなど、首都圏経済の活性化によい影響を及ぼしております。今年もアクアライン活用戦略に基づき、関係市町村とも連携しながら、企業誘致の促進や観光の振興、関連道路網の整備促進など、県の経済に大きな成果が出るような取組みを進めてまいります。さらに、県民の皆様の関心の高い「医療」、「教育」、「雇用」等の施策についても、「元気プラン」に基づき進めてまいります。我が国の地域医療は深刻な状況にあります。県では、全国に先駆けて運用を開始した千葉県共用地域医療連携パスの普及拡大や医師・看護師の確保、緊急医療体制の強化など、医療関係者と行政が一体となって、医療体制の整備を進めてまいります。また、少子化や核家族化の進展により、子どもを取り巻く環境が大きく変化しております。県では、学校の教育活動を通じて、子どもたちが規範意識を身につけ、歴史や文化に触れて、郷土に愛着を持てるように、心の教育のかなめとなる道徳教育の充実に取り組んでまいります。一方、近年の厳しい経済情勢を受け、雇用状況、特に若年層の正規雇用は大変厳しい状況にあります。県では、緊急雇用対策の実施など、雇用の場の創出や就業支援に、今後も積極的に取り組んでまいります。本日お話しした以外にも、県民の皆様の声に耳を傾けながら、「輝け!ちば元気プラン」に基づき、各種の施策を推進してまいります。新たな1年のスタートでございます。本年も県民の皆様に「くらし満足度日本一」を実感できる千葉県づくりを目指して、全力で県政の運営を進めてまいります。どうか、今年も皆様方のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。去年は非常にいろんな形で、この千葉県に光が当たりました。大きなものでは国体、ロッテマリーンズの優勝、高校野球等も含めて本当に頑張ってくれて、山崎直子さんの県民栄誉賞等も含めて輝きました。でも、これを一過性にするのではなくて、今年はより一層、そして来年もと、県民の皆様と、こういうときだからこそ、私たち一致団結して、それこそ私がいつも言うように、千葉県は大変なポテンシャルのある県でございます。この千葉県がこの首都圏を、まさに東京をリードするんだという誇りと自信を持って、今年1年、皆さんとともに県政の舵取りをやってまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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