また、県は10日に発表した12月補正予算案に、ひったくり緊急対策に2000万円を計上。スクーター型のバイク(125cc)とオフロードバイク(250cc)を計40台導入し、京葉、東葛方面を中心に18署に配備する方針。ひったくりは、犯人がバイクを使っているケースが8割以上。18署に配備されている76台と合わせ、バイクを使って機動的に街なかの巡回や犯人の追跡を強化する。捜査のためバイクに載せるビデオカメラ116台も購入する。
このほか、森田知事の出演で話題になった県警ホームページのビデオメッセージの第2弾も近く公開する。ビデオでは、森田知事がナレーションを担当、捜査員がひったくりの犯人と被害者を演じて、対策を呼びかける内容になるという。 県警生活安全総務課によると、県内のひったくり発生件数は、全国1、2位の座が大阪府と毎月入れ替わる状況となっている。1~8月の累計で大阪を4件上回りワースト1位になったが、9月末時点では2位に。ところが、10月末時点では再び大阪と入れ替わった。 同課は、年間発生件数を昨年(2211件)以下に抑えたいとしており、「ひったくり被害は『自分には関係ない』と思わずに、外出時は常に防犯対策を心がけてほしい」と呼びかけている。
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