2011年1月20日木曜日

千葉 アクアの国策値下げ、
     九都県市首脳会議も要望へ

 首都圏の知事や政令指定市の首長が集う九都県市首脳会議が15日、東京都内で開かれた。森田健作知事は、東京湾アクアラインの国策による通行料値下げを要望し、会議として国に求めていくことが決まった。県費による値下げの社会実験が来年3月に終了するが、その後の値下げ継続を目指した取り組みだ。

 森田知事は、アクアラインの値下げ前は、成田空港から首都圏への物流が京葉道路と東関東自動車道のみを経由していたが、値下げ後はアクアラインを利用する車両が増えて渋滞が緩和された、と主張。「元の料金に戻ればアクアラインは使われなくなり、首都圏の渋滞はさらに増す」などと指摘して、値下げを続ける必要性を訴えた。

 埼玉県の上田清司知事も「キロ数に応じた料金体系にすべきだ」と賛意を表すなど、各首長から異論は出なかった。

 森田知事は、県費での値下げは来年3月以降は続けない考えを表明しており、国による取り組みを求めている。また、同じく参加した千葉市の熊谷俊人市長は、子宮頸(けい)がん予防やヒブ、小児用肺炎球菌ワクチン接種の全額国費負担を要望。こちらも採択された。

────毎日11/16────

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