2009年4月19日日曜日

「知事選に使っていない」、それでは1億5千万円はどこに?

 森田健作氏は、「政党よりも県民第1」「完全無所属」をアピールして初当選しました。自民党では評判が悪いので、「自民党支部長」隠しをして、「仮面舞踏会」選挙を演出しました。だから、「偽装知事」と揶揄されています。

 森田氏が支部長を務めるのは、自民党東京都衆議院選挙区第2支部(東京都中央区)。森田氏が参院議員だった1995年1月に設立された。衆院議員に転じた森田氏が2003年10月に辞めた後も、支部は存続しています。
収支報告書によると、支部長の登録は本名の「鈴木栄治」。04~07年には計1億6185万円の企業・団体献金を受け、同時期に計1億5030万円を、同支部と同じ事務所で、森田氏が代表を務める資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していました。

 いわゆる西松建設と同じ「迂回献金」です。使途については、「知事選には使っていない。知事選に無所属での出馬を決意する前に、自民党候補の応援などのために使った」と釈明しています。森田健作氏は、前回の知事選落選後、「だから私は敗戦の翌日、心に誓った。『4 年間、歯を食いしばって頑張ろう』と」「だからこそ、この4 年間、衆院選・参院選等の誘いもあったが、私の気持ちは全くブレなかった」と、マニフェストで述べています。

 4年前から国政選挙に出馬する気がないのに、「自民党東京都衆議院選挙区第2支部」で多額の企業献金をなぜ、もらっていたのか。また、「知事選には使ってない」と説明しているが、それでは4年間、1億5千万円もの大金をいったい何に使ったのか。自民党候補の応援等に使ったというが、どの候補者にいくら使ったのか。知事選の費用はどこから捻出したのか、説明する責任があります。

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