今年3月に初当選した森田健作・千葉県知事が、全日本剣道連盟から免状を受けていないのに、40年以上も「剣道二段」を名乗っていたことがわかった。森田知事が21日の記者会見で認めた。
森田知事は、高校1年生の頃に最高位に当たる「範士」の先生から腕前を認められ、「わかった、二段許す」と言われたと説明。「ですから私は剣道二段だと、四十数年、言ってきたんです。その思いは変わりません」と話した。
「今後も剣道二段を名乗るか」という質問には、「四十数年、指摘されたことはなかったので、私の思いはそういうつもり」と答え、継続する考えを示した。
森田知事は、知事選に立候補を表明した1月に、記者会見で「剣道二段」と話し、各紙の候補者紹介の記事などに掲載された。
文部科学省認定の財団法人・全日本剣道連盟によると、ほかの任意団体もあるものの、一般的に剣道の有段者は同連盟の段位審査会に合格し、登録料を支払った人のことを指す。登録料は都道府県ごとに異なるが、二段は数千円という。
森田知事、剣道着で「喝!」
振り込め防止へ県警がポスター
森田知事を起用した振り込め詐欺撲滅ポスター
振り込め詐欺の撲滅を目指す県警は19日、森田健作知事を起用した被害防止のためのポスター7千部とビデオメッセージを作成したと発表した。ポスターは、剣道着姿の森田知事が「振り込め詐欺に喝!」と気合を込めて竹刀を振り下ろしているもので、県警の猪股信克参事官は「剣道着姿が対決姿勢で臨むイメージにぴったり。関心を持ってもらい、被害ゼロを目指す」と効果に期待した。
ポスターは、銀行のATMコーナーや商業施設などに掲示。ビデオは、病院の待合室や警察署のロビーなどで放映され、森田知事が「自分だけは大丈夫と思っていませんか」などと語り掛けている。
0 件のコメント:
コメントを投稿