2010年12月4日土曜日

11.30県民要求実現 知事要請行動
────事務局より経過報告────

 小春日和の中、県民要求実現のため、座り込み行動への参加お疲れさまです。
 県民のみなさん、県庁で働く仲間のみなさん、私たちは森田知事誕生以降、県議会ごとに県民要求実現をめざし、知事要請活動を行っています。 
 今回の行動は7回目になります。
 さて、現場はどうなっているのか。 
 正月を前にこのままでは正月が越せない人たちが増えています。
 例えば、かずさアカデミアパーク誘致企業であるソーラーシリコンテクノロジー株式会社の手塚博文社長により、17人のJMIU組合員が解雇されました。この解雇の目的は労働組合を潰すことです。憲法で保障されている団結権を踏みにじる法違反の不当解雇です。解雇された仲間は、家族を抱え、このままでは正月が越せないと、助けを求めています。千葉県の誘致企業ですから、知事は直ちに早期解決を求め、手塚博文社長に行政指導をすることを求めます。 

 このように、悪政のもとで県民が助けてほしいと求めているのに、森田知事は何をしているのでしょうか。
 特徴は三つです。
 ひとつは、森田健作経済諮問会議、すなわち財界のもうけのための青写真をコピーしています。かずさ、メッセ、成田、つくばなどの拠点開発とそれを結ぶ高速道路などに血税を注ぎ込んでいます。私たちは県の仕事は県民の幸せのために仕事をすることを求めています。全国最下位クラスの医療や福祉、教育の拡充を求めています。
 二つめは、森田知事は右翼のナショナルセンターといわれる日本会議や教育再生機構をバックに、愛国心、道徳教育、親学など、先の大戦が正しかったという特異な教育観を押しつけてきています。また、男女共同参画第三次計画から男女平等の文言を削除しようとしています。私たちは、憲法や教育の条理に基づく、行き届いた教育、少人数学級や教育の無償化を求めています。
 三つ目は、政治とカネ、金権腐敗の問題です。政治家が大企業からカネをもらって、大企業のための政治をしてきた。そして、日本は格差と貧困の国になった。知事自身の迂回献金などの疑惑はまだ解明されていません。私たちは企業・団体献金を禁止して、金権腐敗を一掃することを求めています。

 本日、午後3時20分より、知事要請行動を県庁の会議室で行います。今回は、ソーラーシリコンテクノロジーによる解雇事件、公契約やリフォーム助成制度の確立、男女共同参画の推進、TPP反対などを重点要求として押し出します。
 要求実現の展望はあります。
 財界の重鎮の品川正治氏は、「俺たちが状況をつくる」、これまではお上がつくった状況に対応してきてダメになった。
この間の県民運動と世論と県議会での日本共産党県議の追求で諸要求をうごかしてきている。例えば、医療費助成は明日から小学校三年生まで拡大されます。公契約、リフォーム助成制度については議会で当局が「検討」を約束しました。このように、運動と世論、そして、共産党県議団の議会での追及により諸要求を前進させていることに確信を持ちましょう。本日は、この行動を成功させるため、最後までご協力をお願いしまして経過報告とさせていただきます。



 

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