その後、午後3時半より県庁5階の会議室で各団体の代表が県当局に団体ごとに切実な要求を訴え、要請書を提出しました。
各団体の代表の主な主張は下記のとおりです。
○ 千葉土建・・・この一年で16人の千葉土建の仲間が自ら命を絶った。仕事がないからだ。建設現場はワーキングプアが常識状態になっている。ゼネコン関連の仕事もなくなってきている。県として住宅リフォーム制度をつくってほしい。家具転倒防止金具取付け助成制度を創設してほしい。また、公契約条例制定を強く求める。
○ 新婦人・・・子どもの医療費助成は中学卒業までに改善してほしい。そして、完全に無料化してほしい。
○ 千商連・・・中小企業向予算の大幅な増額と増員をしてほしい。仕事確保のため、官公需政策を抜本的に拡充すべきだ。また、県の制度融資も改善を要請する。
○ 民医連・・・格差と貧困が拡大する中で、窓口でお金が払えない人が増えている。その結果、受診抑制がおきている。無料低額診療事業制度を積極的に活用し、経済的理由で受診できない方の受療権を保障してほしい。
○ 全教千葉・・・知事による教育への不当な介入は由々しき問題である。「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を県内の学校に導入することはやめてほしい。また、定数内の講師は正規で採用するしてほしい。さらに、臨時教職員・非常勤職員の待遇を大幅に改善してほいし。
○ 千葉労連・・・千葉労連の昨年一年間の労働相談件数は1500件である。県内の派遣村に相談に来た人は、はたらく意欲があっても仕事がないのが実情である。県として、失業対策、雇用対策をやってほしい。また、県として日本一の公契約条例を制定してほしい
○ 革新懇・・・これまで千葉県は国の下請け行政をやってきた。このことが荒廃に結びついた。これからは自主性を発揮してやることが大事である。
○ 森田知事の政治責任を追及する会・・・森田知事の不支持率は32%、東京の石原慎太郎知事(39%)に次いで二番目にひどい数字である。これは不名誉なことである。森田知事当選後1年半たったが、県民の知事に対する不信感は拭えていないあらわれである。森田知事は責任逃れをするのではなく、率直に真相を語ってほしい。県民はイライラしているので、県民にお詫びをする必要がある。このまま4年が過ぎると、県政にとってマイナスになる。県民のくらしを守ることに全力で奉仕してほしい。県民の不信感を転換するには、県民要求実現で成果を上げる以外にない。知事は県民の生の声を聞いて、県政運営に生かしてほしい。私たち「森田知事の政治責任を追及する会」は県民本位の県政をめざし活動をしています。
○ 総務部理事の久保繁氏より回答・・・「本日、みなさんから要請のあった、医療、福祉、教育、雇用などの声は、持ち帰り知事に伝えます」「また、みなさんの要望は各部局にも伝えます」「議会で補正予算を審議していますが、特養の拡充なども入れさせていただいています」と回答しました。
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