「市長も政治生命をかけて頑張ると言っている。まずは市長がどのように考えているのか聞きたい」と述べた。
県交通計画課によると、市議会閉会翌日の30日に横山市長が県庁を訪れ、知事に対して「原資を出し合うとした合意の枠組みは壊したくない。何とか値下げを維持できる方策を協議していきたい」と説明したという。
『市長の考え聞きたい』 北総線運賃問題
白井市議会の対応に知事2010年7月2日 北総線の運賃値下げ問題で、白井市議会が北総鉄道への補助金支出を認めなかったことについて、森田健作知事は一日の定例記者会見で、同市の横山久雅子市長が先月三十日に県庁を訪れ「県や他の沿線五市とも値下げを維持できる方策を協議していきたい」と話したことを明かした。
今月十七日からの値下げをめぐっては、県と沿線六市が補助金を支出して値下げを実現する枠組みを設けた。だが、白井市議会は三月に続き、先月二十九日も補助金を削除した予算案を可決した。
森田知事は会見で「首長みんなが責任を持って合意したこと。ぜひ履行してほしい」と白井市にあらためて要望。近く県と六市による会合を開き、値下げを維持する方策について「まずは市長の考えを聞きたい」と述べた。
県交通計画課は白井市の要望を受け、県と沿線六市が協議する日程を調整しているという。
北総鉄道:高額運賃問題
「責任持ち合意履行を」
森田知事、白井市長に苦言 /千葉
北総線の高額運賃問題を巡り、白井市が北総鉄道に補助金を出すことを市議会が認めなかった問題で、県と沿線6市が値下げのため応分の負担をする枠組みが揺らいでいる状況を踏まえ、森田健作知事は報道陣に「首長が責任を持って合意したことですから履行していただきたい」と、同市の横山久雅子市長への苦言を口にした。
県庁内で1日開いた定例会見で述べた。森田知事は「まだ時間もありますから、まずは市長がどのような考えでどのようにしていくのかを聞きたい」として、今後の推移を見守る考えを表明。横山市長が6月30日知事室を訪ねた場面については「市長から『運賃値下げの枠組みは壊したくない。ただ乗りはできない。県や沿線5市とも相談して何とか運賃値下げを維持できる方策を協議していきたい』と話があった」と説明した。
森田知事は「履行していただきたい」とクギを刺した上で「(値下げ実施予定の)17日までに何らかの動きはあると思う」と述べた。
北総鉄道:高額運賃問題
広報紙の配布は「行政事務行為」
--白井市監査委員 /千葉
◇市民の請求却下 北総線の高額運賃問題を巡り、北総鉄道に値下げのための補助金を支出する意義を掲載した白井市広報紙の配布経費などの返還を横山久雅子市長らに求めた住民監査請求で、同市監査委員は「配布は市の行政事務行為」として、6月30日付で却下した。
監査請求を行った白井市民5人は、市が5~6月に発行した広報誌計3号に「運賃値下げはみんなの願い」など、市議会が認めていない補助金に対する理解を求める記事を掲載したのは地方自治法に違反するなどと訴えていた。
千葉 北総鉄道:高額運賃問題
白井市長が陳謝--県と関係市会議 /千葉
北総線の運賃値下げ問題で、白井市議会が値下げのための補助金支出を認めなかったことを受け、県や沿線6市の副市長らが6日、県庁で会議を開いた。横山久雅子・白井市長が経緯を説明し、合意した補助金支出ができない現状を陳謝した。
会議は非公開。県交通計画課などによると、白井市からは、合意の枠組みを崩したくないとの意向が示された。県は従来通りの負担割合で補助金を分担すると取りまとめ、各市が持ち帰って検討することにした。出席者から異論は出なかったという。
横山市長は会議終了後、記者の質問に「再び値上げされないように努力したい」と話した。17日からの値下げについて「受益が白井市にもある。市民に理解していただくことから始めて、これからどうするか市民にも考えてもらうように努めたい」と述べた。
千葉 『県の信用なくなる』
北総線運賃下げ問題で知事
北総線の運賃値下げ問題で、白井市議会が補助金支出の予算案を認めなかったことについて、森田健作知事は八日の定例記者会見で、「非常に残念だ。千葉県の信用がなくなってしまう」と述べ、県と沿線六市で合意した補助金支出の履行を、あらためて白井市に求めた。
森田知事は「印西市と白井市の強い要請を受けて、必死になって話をまとめた。今回の機会を逃したら一円も下がらない」と主張。「これは値下げの第一歩。みんなで二歩、三歩といこうよ」と協力を呼び掛けた。 今後の具体的な方策については「『政治生命をかけて履行したい』と言う白井市長の考えを聞きたい」と話し、これまで通り白井市の提案を待つ考えを示した。
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