靖国神社参拝は、中国をはじめ近隣諸国からきびしい批判を受けてきました。それは、同神社がかつて侵略戦争推進の精神的支柱であり、戦後も侵略戦争を指導した東条英機らA級戦犯を「昭和殉難者」として合祀(ごうし)しているからです。
民主党の閣僚は8月15日、アジアとの関係を重視し、靖国神社に全員が参拝しませんでした。「完全無所属」の森田知事は、やはり靖国神社に参拝しました。
森田知事は「観光立県日本一」を公約にしています。成田空港は連日、アジアの人々がたくさん利用しています。これでは、アジアの人々を歓迎するどころか、不愉快な思いをさせているのではないでしょうか。
靖国神社が戦没者の純粋な追悼の場所ではなく、日本の侵略戦争を肯定・美化する組織で、森田知事の参拝はこの立場を公的に認知し、侵略戦争の反省に背を向ける政治的行為であり、断じて許されないことです。
靖国神社に参拝しないよう求める申し入れ
東京都知事 石原慎太郎 殿
65回目の終戦記念日を迎えるにあたり、日本共産党東京都議会議員団は、石原知事に対し、靖国神社に参拝しないよう、強く求めます。
靖国神社が戦没者の純粋な追悼の場所ではなく、過去の侵略戦争を肯定・美化することを自らの使命としている組織であることは、現在では内外で広く指摘されている事実です。東京都の代表である知事の靖国参拝は、この神社の政治的立場を公的に認知することであり、それは日独伊の侵略戦争の反省の上に築かれた今日の国際秩序に背を向ける政治的行為にほかならず、断じて許されないことです。
さらに東京は、この侵略戦争によって多くの戦死者を出すとともに、10万人もの被災者を出したといわれる東京大空襲など、甚大な被害を受けた経験をもっています。
かつての小泉首相(当時)の靖国参拝は、国内外からきびしい批判をうけ、福岡地裁および大阪高裁により違憲と判断され、判決が確定しています。首相による8月15日の靖国参拝は、2007年以来行なわれていません。
にもかかわらず石原知事は、植民地支配や侵略戦争を肯定する発言を行い、五輪招致活動で海外出張していた昨年をのぞき、毎年8月15日、都民の反対の声を無視して、靖国参拝を行ってきました。
今年は、日本が朝鮮半島全体を軍事的強圧のもとに併合してから100周年でもあります。過去の侵略戦争と植民地支配に対して、関係諸国政府および国民の間で、歴史認識の基本を共有することは、21世紀に日本が東アジアの人々と真の平和と友好を築いていく上で、不可欠の課題です。このさい、石原知事は、歴史の真実と教訓を直視し、これまでの態度を明確に改めるべきです。
日本共産党東京都議会議員団は、石原知事が憲法を遵守するとともに、靖国神社参拝を行なわないよう、強く求めるものです。
日本共産党東京都議会議員団 以 上
石原都知事が靖国神社参拝「英霊浮かばれない」
東京都の石原慎太郎知事は15日午後0時35分すぎ、東京・九段の靖国神社を参拝した。
石原氏は記者団に対し、菅内閣の全閣僚が参拝しないことについて「日本のことを考えない奴らのことを話しても仕方がない」「この国はこのままではダメになる。100歳を過ぎたご老人の行方が知れないってどういうことだ。自分の親の弔いもしていない。本当に英霊も浮かばれない」と述べた。
石原氏はこの後、参道の一般参拝客に「みんなで、がんばろうな」と呼びかけた。参拝客からは歓声が上がった。
これに先立ち、午前8時15分すぎには千葉県の森田健作知事も参拝した。
靖国神社参拝は、中国をはじめ近隣諸国からきびしい批判を受けてきました。それは、同神社がかつて侵略戦争推進の精神的支柱であり、戦後も侵略戦争を指導した東条英機らA級戦犯を「昭和殉難者」として合祀(ごうし)しているからです。
死ねよ、クズサヨク
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