先の県知事選挙において、森田健作氏は「完全無所属」をかかげて、あたかも政党とは無関係であるかのようにふるまいました。
少なくない有権者が、政党と関係ない候補者と信じて森田健作氏に投票しました。
あの知事選挙で森田健作氏が「完全無所属」だとウソをつかずに、自民党を名乗っていたら当選は覚束なかったと思います。
だから、森田健作氏の行為は公選法に違反する虚偽記載だと追及されているのです。
森田健作氏は「自由民主党東京都衆議院選挙区第二支部」の支部長として多額の企業献金をうけとり、この4年間だけでも1億5千万円もの資金を「森田健作政経懇話会」に移していました。
これは、個人では受け取れない企業献金を、自民党支部をトンネルにして自分の個人事務所に流し込んだ「迂回献金」ではありませんか。
しかも、森田健作氏が自慢している4年間の知事選挙の準備活動には、この資金が必要だったのではありませんか。
この疑問に正面から答えることが千葉県民に対する森田健作氏の最低限の責任です。
森田健作氏は、記者会見で、「問題ない」と言って、こうした疑問について自ら県民に解明しようとしていません。
このような態度をあなたが続けるのであれば、県知事にふさわしくないと多くの県民がみています。
今回の不起訴処分に多くの県民は納得していないのではないでしょうか。
この問題はこれで終わりにはなりません。
「森田知事の政治責任を追及する会」の三輪定宣代表は「完全無所属」を装った露骨な政党隠しは公職選挙法違反だとし、「選挙民をだまして公職に就く。
これでは民主政治は死んだも同然。
これを告発し追及するのは市民の責任」だと9.25県民集会で訴えました。
知事自らがこの疑惑を解明して、県民に説明し、自らの政治責任を明らかにするまで県民の追及は続きます。
不起訴処分でも
「森田健作知事」を襲う内憂外患
さらば涙と言おう~♪
────週刊新潮10月15日号────
千葉県・森田健作知事(59)はその瞬間、心中で、自身の大ヒットドラマ「おれは男だ!」の主題歌を、リフレーンしたに違いない。
9月30日、千葉地検は、市民団体が森田氏を「公選法違反」容疑などで告発した案件について、知事を「不起訴処分」とした。
焦点は、森田氏が自民党支部の代表を務めながら「完全無所属」として、知事選に立候補したこと。「灰色」と報じられただけに“お咎めなし”に、知事が喜びをかみ殺している姿は、想像に難くない。
しかも、「折も折、告発の呼びかけ人で、知事批判の急先鋒・吉川洋県議(無所属)の『政務調査費』不正流用疑惑が明るみに出ました」と、県政関係者。
「吉川氏は、自らと会派の政務調査費、そして政治団体の収支報告書に同じ領収書を添付していました。
また、人気歌手・川嶋あいのエッセイや推理小説『13階段』の代金も落としていた。これらの疑惑を追及する柏市議のことを、吉川氏が提訴した裁判の判決が9月11日に出て、“領収書の改ざんや、不適正な支出の疑いは濃厚”と、訴えが退けられました」 当の吉川氏は「添付の重複は事務的なミス。判決には納得できないので控訴しました」と言うが、窮地に陥るのは必至。それを予見してか、近頃、森田氏はやや上機嫌という。
「月に一度、知事が庁内放送で職員に行う話に高笑いが入るのです。
例えば、選挙後は“自民負けちゃったよな、アハハハハ”“まあ、巻き返すから心配ないよ”。居酒屋談義のような話が流れるので、聞く人は皆、吃驚(びっくり)でした」(県政担当記者) 聞いてなくとも吃驚だが、知事は今、とても笑っていられる状況にない。9月に発覚した30億円に上る職員の不正経理問題への対応に、批判の狼煙(のろし)が上がっている。
「口では“膿(うみ)を出す”と言うものの、設置された『特別監察室』はすべて県庁のメンバーで、実効性は疑問です。
また、裏金作りに関与した職員の処分の目安も、他に比べて甘かった。
これでは18%の支持率は上向かないはず」(さる県議)課題は山積。
涙と“おさらば”出来るかは、自らの手腕にかかっているのだ。
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