2011年2月22日火曜日

富津の国有林山砂採取:土石審会長の否定的所見
知事が尊重表明 /千葉

 富津市桜井の鬼泪山(きなだやま)国有林からの山砂採取問題で、森田健作知事は30日、県土石採取対策審議会会長が出した否定的な所見を尊重する考えを示した。県議会で民主党の堀江はつ議員の代表質問に答えた。

 土石審会長の渡辺勉千葉工業大教授は11月初め、砂利需要の低迷や県の発展に必要な開発案件が見当たらないとして「国有林からの山砂採取を巡る県の基本的な考え方を現時点で見直す状況にはない」と、採取に否定的な所見を森田知事に提出していた。

 森田知事は県議会で「豊かで美しい自然環境を守り、それらを未来の子どもに引き継ぐことは私たち世代の大きな責任。会長所見と同様に考えています」と答弁した。

────【森有正】 毎日12/1────

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