2011年2月14日月曜日

千葉
プール金返還は35% 2億円超
見通し立たず 千葉県不正経理

 県の不正経理問題で、千葉県は24日、プール金を預かっていた業者や不正経理にかかわった該当職員らからの返還金の返済状況(1日現在)を公表した。業者プール金は43社約4億2千万円のうち、返還されたのは誓約を含め34社約1億4800万円(35%)にとどまった。職員からは返還すべき計9億4300万円の82%にあたる7億7400万円が返済された。

 県総務課などによると、業者プール金は、現在7社(計2億1600万円)と返還交渉を進めており、文書により金額の確認ができない5社(1億8200万円)が返済に難色を示しているという。また、倒産などにより2社(5600万円)がすでに返済不能となっており、約2億3800万円は返還の見通しが立っていない状況だ。

 職員、退職者、職場などからの返還状況は、県警本部が2400万円の全額を返還。一方、知事部局と行政委員会、公営企業などでは、現職管理職と退職管理職らにも返還を求めており、現職の返還同意人数が99%に上った一方、退職者は77%にとどまった。

────千葉日報11/25────

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