2010年11月8日月曜日

【千葉】 県一般会計 決算見込み
 5.3%増の1兆5802億円

 県は、二〇〇九年度一般会計の決算見込みを発表した。決算規模は前年度比5・3%増の一兆五千八百二億円で三年連続の拡大。景気低迷により県税収入は実質9・6%の大幅減となったが、地方交付税などの増加により、実質収支は三十一億円の黒字を確保した。

 県財政課によると、決算規模が拡大したのは、国の経済対策に伴う臨時交付金事業の実施などによる。 企業収益の悪化から法人県民・事業税は前年度比41%減と大幅に減少。地方消費税なども減り、国の税制改正の影響を加味した実質的な県税収入は9・6%減、金額では約七百二十六億円減の六千八百五十八億円だった。

 一方、国からの地方交付税は15・3%増の千五百七十九億円。県債残高は約千百八十億円増の二兆四千九百二十四億円に膨らんだ。借金返済の割合を示す実質公債費比率は11・4%(前年度11・7%)で、対策が必要な指標を下回った。 

────(小川直人)東京8/13────
 

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