知事
次に、「障害者雇用促進シンポジウム・交流会」についてお話しいたします。
障害のある人の雇用については、「障害者の雇用の促進等に関する法律」により、企業は従業員総数の1.8%以上を雇用しなければならないとされております。
県内の民間企業の障害者雇用率は、毎年、着実に上昇しているものの、平成22年6月1日現在で1.6%と、全国平均の1.68%を下回っております。また、法定雇用率を達成している企業の割合は49.4%と、約半数の企業が法定雇用率を達成していない状況でございます。
そこで県では、より多くの企業などに障害者雇用について理解を深めていただき、雇用を一層促進するため、実績のある企業の取組みを広く紹介するシンポジウムを初めて開催することといたしました。
シンポジウムは、「その最初の一歩を踏み出すために」をテーマに、11月12日の午後1時30分から、千葉市ハーモニープラザイベントホールで行います。
企業、障害者就労支援にかかわる各機関、学校の実務担当者などが出席する予定でございます。ぜひ、県民の皆様にも参加していただきたいと思います。
当日は、慶応義塾大学商学部、中島隆信教授に「経済の視点から障害者雇用を考える」というテーマで基調講演をしていただきます。また、中島教授がコーディネーターを務めるシンポジウムでは、障害者の雇用に積極的に取り組んでいる県内企業の方々や、「千葉障害者就業支援キャリアセンター」のセンター長から、現場の視点からアドバイスなどをいただきます。
シンポジウム終了後、雇用実績のある県内の企業や就労支援機関のスタッフなどと直接、情報の交換を行うことができる交流会も実施したいと思います。
さらに、会場では、県内の企業の取組事例を紹介するパネルなどを展示しますので、ご覧いただきたいと思います。シンポジウムでは、私も「笑顔いっぱいフレンドリーオフィス」の認定書を授与させていただきます。
企業の皆様には、今回のシンポジウムや交流会をきっかけとして、障害者雇用のさらなる促進につなげていただきたいと考えております。
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