2010年11月17日水曜日

知事定例記者会見(平成22年10月21日)
アクアラインについて

記者会見の知事発言はなぜか、毎回アクアライン問題がが突出しています。
県民の状態悪化は深刻なのに、くらしの問題がほとんど語られていません。




記者
おはようございます。羽田の関係ですけれども、発着回数が今後30万から40万、45万と増えていくに従って、千葉県上空を飛ぶ航空機の数も増えると思うんですけれども、羽田着陸機の航空機騒音に対する県の対応がまず1点と、2点目として、アクアラインと絡むんですけれども、羽田に一番近い千葉県のまちというと木更津市ということになるかと思うんですが、地元では羽田の国際化を一転チャンスととらえる意見もありまして、県に頑張っていただきたいという声も聞きましたが、このあたり、知事のお考えをお聞かせいただけますか。

知事
一転チャンスというのはどういう意味ですか。要するに、観光客という意味ですか。

記者
観光、産業等を含めて、千葉県の中では木更津が一番羽田に近いということで、マイナスばかりではないというような声もあって、プラスも今度は来るんではないかという期待感がある。県がリーダーシップをとって、このあたりの産業活性化を含めて頑張ってもらいたいという声を聞いているんですけれども、このあたりの知事のお考えをお聞きしたい。

知事
それはまさしくアクアラインが800円でなければできないんです。だから私はバッジをかけて戦うと言ったのはそこなんです。ある新聞によると、5本目の滑走路が何だかんだと出ていたけれども、私は5本でも6本でも結構だけれども、そのときはぜひ東京上空を飛んでもらいたいなと、そのように思っています。ですから、空港問題とアクアというのは、地元も含めて、非常に密接なんですね。ましてや飛行機のほとんどが千葉県上空、特に木更津だとか、飛んでくるわけですよ。そういうのも含めて、私はしっかりと考えていかなければいけないと、そのように思っています。


記者
同じく羽田なんですけれども、先ほど原則成田を補完する形でとおっしゃったと思うんですけれども、基本的には現在のように深夜、早朝だけに限ると。特に長距離の国際便・欧米便を初めですね、それを続けなければならないというような意思でよろしいんでしょうか。国交省の成長戦略会議の中では、昼間も欧米便を飛ばすべきだということがあったと思うんですけれども、そういった件については、今はどのようにお考えですか。


知事
内際分離ということで、基本的には羽田が国内、言うなれば成田は兄貴分で、補完すると、これはずっと言われていることでございます。ですから、これからどのようになっていくのかはわかりませんけれども、極端に言えば、羽田の国内線は全部要らない、それを取り払って国際線を入れろと言うんだったら、それはまた考えが変わってくるでしょうけれども、でも、それはないわけですから、常識的に考えても、やれる範囲で補完していくということではないですか、と私は思います。

記者
あともう一点なんですけれども、今後、羽田と成田が共存していくために、むしろ羽田に利用者を取られないために、成田が改善していくべき面はどういったところにあるかとお考えで、千葉県としてどのように取り組んでいかれるおつもりですか。

知事
羽田に取られるとか、取られないとかではなくて、私は一体化だと思っていますから。それと同時に、何回も言うようですけれども、容量自体は羽田の数倍、全世界の都市97。今、羽田は17でございます。そういうことを考えると、どっちが取って、どっちが取られたという問題ではない。でも、成田としても、今、非常に勉強しなければいけない。言うなれば、羽田がどのようにして1人でも多くお客さんに来てもらおう、利便性も含めて、いろんな知恵を出している。言うならば、羽田はその最先端を今、見せてくれているわけですね。ですから、これを私たちは勉強して、今度はより一層、成田空港が羽田を上回るような、企画、プラン等も含めて、お客様に喜んでもらえるようなことを考えていかなければならない。私は、何回も言うようですけれども、成田と羽田が一致団結して日本国のためにやらなければならないし、それと同時に、お互いに今度は利便性をより一層共有するということも大事かなと、そのように思っております。

記者
おはようございます。アクアラインについてなんですけれども、残り4カ月足らずの中で、いろいろ交渉ごとなどは非常にタイトなスケジュールになるとは思うんですけれども、どれぐらいの時期をもって期限と考えていらっしゃいますでしょうか。

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