2010年7月2日金曜日

知事定例記者会見概要
────平成22年5月27日(木)────

(記者)

 今日は、鳩山首相が普天間問題を説明するということで、臨時の全国知事会を開くということで、もし発言の機会があれば、知事は首相にどういったことを物申すか。

(知事)

 僕は、本当は出席しようかどうか迷ったのです。その理由は、何でこんなときに知事会をやるのかな、呼ぶのかなと、そう思ったのでございますが、でも、とりあえず一国の総理が話を聞けというわけですから、行かなければいけないかなと、今日は話を聞こうかなと、そう思っております。
 もし発言する機会があったならば、先ほど言ったように、沖縄の負担軽減、私も沖縄開発政務次官もやりました。そういう意味で、日本として考えていかなければならないのではないか。これは私、賛成でございます。
 ただ、今このとき、言うならば、普天間のことで、移設問題で、これだけガタガタしていて、それこそ日本とアメリカの信頼関係が、国防に関してどうなっているか。片や、北朝鮮の動向はちょっと間違ったら、えらいことですよ。そういう中において、言うならば、全国的にそういう負担を軽減、多分、みんなそれぞれ少しずつ分かち合うと、こう言っているときじゃないだろうと。そういうものをぴちっと、日本国を守ってよと。普天間のことであるならば、普天間のことをぴちっと守ってから、終わってから、原点に戻って、「じゃあ、これからどうしていこうか。」という話じゃないかなと。
 ですから、今、そういうことを私たち知事をみんな呼んで、どうだ、ああだ、こうだということは、かえって火の粉を拡散するようなことをして、かえってわけがわかならなくなっちゃう。
 今日の朝、テレビを見ていましたけど、鳩山総理は、一生懸命風呂敷に包んで、一生懸命どこかに持っていこうとしているのでしょうけども、ちょっとカバーして、問題を先送りして、これがかえって面倒くさくなっちゃうんですね。かえって火の粉が上がるんではないかなと、そういう危惧をしております。
 発言の機会があるかどうかわかりませんが、一言ぐらいは言おうかなと、そのように思っております。

(記者)

 アクアラインの関連でもう一問。先ほど成果と同時に陰の部分も併記してというお話があったのですが、フェリーの問題と海ほたるを中心とした渋滞、高速バスの定時制の確保が困難になっていると、このあたりが上がっているかと思うのですが、このあたりの対処というのは、具体的にどのあたりを考えられているのか、お聞かせ願えますか。

(知事)

 確かに今、社会実験中でございます。でも、今の中でできること、手を打てることをやっていかなきゃいけないと、私は思っております。
 本年4月から1年間、県といたしましては、地域振興の一環としてフェリーが発着する金谷港、使用料の減免なども実施しております。これは年間約500万円でございます。
 高速バス等もいろいろ今、対策を練っているところでございます。詳しいことは・・・。

(職員)

 道路計画課です。よろしくお願いいたします。高速バスの休日の渋滞の関係で、今、NEXCO東日本の方といろいろ協議いたしまして、まず渋滞対策の一環としまして、速度低下というのが非常に大きな要因になっておりますので、その速度低下に対する注意喚起の標識、そういうものをアクアトンネルを中心に増設するとか、休祭日に海ほたるへ入る一般車がかなり並んで阻害になっているところもございますので、交通整理員をさらに増やして、交通の流れをスムーズにするような対策を今、NEXCO東日本と協力してやっていきたいと考えております。以上でございます。

(知事)

 よろしゅうございますか。

(記者)

 よろしくお願いします。今のアクアラインの関連で、今おっしゃったような対応策によって費用、例えばどのくらいさらにかかると見込んでいらっしゃるのかと、引下げによる効果もかなり出ていると思うのですが、こういった対策を、いつまでどういう形で続けていかれるのかなというあたりを教えていただけますか。

(知事)

 先ほども申し上げましたが、光の部分、効果の面では、私たちが想像していた以上のものが出ています。社会実験もこれからまだあるわけですから、今、光の当たっている部分をより一層輝かせるために、私どもは、例えば今回の国体も含めて、PR、観光、それから、それこそ千葉県のすばらしい食材も含めて、来ていただけるように、ご存じのように、魅力発信チーム、今日、午前中にやりましたが、どんどん続けてまいりたいと、そのように思っています。
 それと陰の部分でございますが、私たちが今、手を打てることは、そういうことをぴしっとやってまいりたいと。そして、恒久的に800円を国策としてやっていただきたいと、そのように思っています。

(記者)

 費用に関しては・・・。

(職員)

 今のご質問は、いろいろな対策に対する費用ということでよろしいでしょうか。現在、例えば先ほどご説明しました高速バスの渋滞にかかわる看板とか、そういうことにつきましては、あくまでもNEXCO東日本さんの方が渋滞緩和の一環としてやっていただいております。そういうことで、この部分につきましては県がということではございません。以上でございます。

(記者)

 話題が変わりますが、北総線の値下げに関連して、地元の住民の方々などが裁判の会を昨日、おつくりになったようなのですが、その件に関して、何かご所見があれば、伺えればと思います。

(知事)

 推移は注視していくと、そのように思っております。

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