2010年7月24日土曜日

森田知事:「無所属」詐称問題
 「不起訴相当」の付言、「真摯に受け止める」/千葉

 ◇検察審「不起訴相当」の付言
 森田健作知事が昨年3月の知事選で、自民党支部代表なのに「完全無所属」と称し、身分などを偽ったとして公職選挙法違反容疑で告発された問題で、千葉第2検察審査会が「不起訴相当」と議決したことについて、森田知事は22日の定例会見で「私どもが今まで主張してきた通りで、厳正に判断していただいたものと思っている」と述べた。

 一方、検察審査会は議決で「政党隠しを徹底して行っていたということも推測できる」と指摘。選挙中のビラについて「一般の有権者に誤解を与えかねない紛らわしい表現は、何らかの対応が必要とされるのではないか」と付言している。これについては「もちろん真摯(しんし)に受け止めさせていただきます」と述べた。
────【森有正】毎日7/23────


「完全無所属」の森田知事、検審が「不起訴相当」


 昨年3月の千葉県知事選で当選した森田健作知事が、選挙中に「完全無所属候補」と記した選挙ビラを配布したのは「虚偽事項の公表」にあたるとして、公選法違反容疑で市民グループから告発され、千葉地検が不起訴(嫌疑不十分)としたことについて、千葉第2検察審査会が、「不起訴相当」としていたことが、分かった。
 議決は13日付。 議決は「『無所属候補』とは、立候補届出書に添付する所属政党の証明書がないことを意味する」と定義付けた。森田知事については「政党隠しを徹底して行ったと推測できる」としながらも、「政党と人的、資金的につながりがないという意味だったとまで認めるのは難しい」と結論づけた。
 ただ、「有権者に誤解を与えかねない表現に対して、今後の選挙では公平、公正なものに是正する必要がある」とも指摘した。
 森田知事は22日の定例記者会見で、議決について「私の主張を理解してもらい、厳正に判断した結果だと思う」とし、指摘については「真摯(しんし)に受け止めさせていただきます」と述べた。
 市民グループは、知事選当時に自民党東京都衆院選挙区第2支部代表者だった森田知事が完全無所属と名乗ったのは、虚偽事項の公表だとしていた。

(2010年7月22日11時47分 読売新聞)

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