2010年6月14日月曜日

6.2千葉県庁要請行動に100人が参加

 明るい民主県政をつくる会と森田知事の政治責任を追及する会は6月2日、第5回目の6.2県庁要請行動を正午から県庁門前で行いました。この行動に県下から100人が参加しました。その後、午後2時より県庁5階の知事応接室で要請行動を行いました。要請に応じたのは、総務部理事の久保繁氏、商工労働部参事の小磯昭夫氏、総務部知事室長の遠山誠一氏である。最初に両会の代表者が要請書を提出し、その後、各団体の代表が重点要求を要請しました。

 最後に総務部理事の久保氏は、「多岐にわたる要望を聞かせていただきました。要請事項は知事に伝えます。県では暮らし満足度日本一をめざして対策をとっています。子どもの医療費助成の拡充、私学助成の拡充はその現れです。二つめは、県庁の不正経理については、二度とおこさないよう取り組んでいます。三つ目は、行革と財政健全化に向けた計画をスタートさせました」と要請団にこたえました。



6.2千葉県庁要請行動での経過報告


 鳩山首相と小沢幹事長辞任の速報が入りました。そういう激動のもとでの県庁要請行動です。両トップの辞任の背景は、公約に対する裏切り、政治とカネの金権腐敗に対し、世論に追い込まれたものです。国会では抜け穴だらけの派遣法案を民主党はごり押ししようとしています。この案では、引き続き製造現場での派遣を認めるなど、重大な抜け穴があります。なぜ、民主党はこうなるのか、財界の圧力に屈しているからです。また、普天間基地撤去問題ももとの辺野古に戻りました。これもアメリカにものが申せないからです。 どうしたら内外の行き詰まりを打開できるのか。そのカギは、アメリカと財界にものを申す政党を選挙で躍進させることではないでしょうか。

 昨年3月に森田知事が誕生、私たちはその後一貫して議会ごとに県庁要請行動を展開しています。ちょうど昨年の6月議会が第一回です。今回は5回目の行動になります。

 私たちは、森田県政の三つの異常を質し、県民本位の県政、県民のくらし最優先の県政をめざし活動しています。

○ この行動の第一の目的は、大規模開発優先の県政から、県民要求実現の県政にかえるためです。いま、悪政のもとで、県民生活は大変な状態になっています。千葉労連の労働相談件数は年間1500件を超え過去最高です。NHKが報道した無縁社会が衝撃をあたえています。新自由主義の結果、地縁、血縁、社縁が寸断され、社会が壊れようとしています。そういう中で、県政は何を優先させているのか、圏央道なの巨大道路建設など、相変わらず大規模開発優先県政が続いています。県政世論調査を見ると、一位は高齢者福祉、二位は医療の充実、三位は災害から県民を守る、四位は子どもに対する支援です。これら要求を実現させるため、知事要請を行います。

○第二の目的は、どの子にも行き届いた教育を行い、知事による教育への介入を阻止することを目的にしています。知事は、先の戦争は正し語ったとする特異な歴史観をもっています。それは自由ですが、それを千葉県の子どもに押しつけることは間違っています。教育への介入をただちにやめることを求めます。今県がすべきことは、格差と貧困のもとで、どの子も安心して教育が受けられるように教育条件を整備することです。また、憲法と教育の条理に基づく教育を行うこことです。

○ 第三の目的は千葉県下から金権腐敗を一掃することです。 知事の虚偽記載、違法献金疑惑などに対する真相究明、説明責任、責任問題が解決されていません。また、県庁の不正経理も県警問題など、中途半端に終わっています。徹底的にウミを出すと知事が宣言したとおり、責任問題含め、ウミを出すことを求めます。

 本日の行動終了後、各団体の代表により、県庁会議室で知事要請行動を行います。 最後まで、ご協力をよろしくお願いします。

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