2010年6月27日日曜日

普天間基地問題、カジノ問題など
森田知事定例記者会見概要
日時 平成22年5月20日(木)

(記者)

 沖縄県の普天間基地の問題に関連して、全国でも基地の負担軽減を考えるべきではないかという話が出ていて、大阪の橋下府知事などは、そういった話のテーブルがもしあれば、テーブルに着きたいということをおっしゃっていると思うのですが、その件について、まだすぐどこそこにということではないとは思いますが、知事の考えを聞かせていただきたい。

(知事)

 私も沖縄開発政務次官をやっておりました。多少なりともそういう知識はあるつもりでございます。沖縄だけにすべてを課すということはどうなのか。これは国民的に考えなければいけないことだと、私は思っております。
 ただ、今、普天間の問題で、それこそ燃え盛っちゃってるときに、これで全国の知事を集めて、さあ、どうなんだ、ああなんだといったら、火の粉を拡散しているようなものですよ。これはまず、普天間の問題をしっかりと鎮火して、言うなれば、原点のことを、もう一度みんなで考えようと、こういうやり方しなかったら、今、そういうことをどんどんやっていたら、訳わからなくなってきます。日本国の国防なんですから。これは総理にしっかりとしたリーダーシップをとってもらいたいと、私は思ってますね。

(記者)

 たびたび済みません、時間があるので。今日、午後から鬼泪山の土石審がまた開かれるのですが、鬼泪山に対して知事の思いは、今はどうでしょうか。

(知事)

 私、選挙のときも見に行きまして、当選した後も見に行きました。あの辺は非常に風光明媚でもありますし、いろんな問題もあります。ですから、私は今、そういう会議があるわけですから、その推移を見守っていきたいなと、そのように思っております。
 しかし、私たちは自然との共生、環境ということも十分配慮していかなければならないと、そのように基本的には思っております。

(記者)

 午後の会議の話が出たので、成田空港の緊急戦略会議もこれから開かれるということで、前回の会議で知事がカジノの話をされて、委員の意見をお聞きされたいとおっしゃったかと思うのですが、時間もたちましたので、そのあたりの進捗状況と、その上での今の知事のお考えを改めて教えてください。

(知事)

 カジノの問題におきましては、中央の方でも11月に議員立法で出すとかどうだとか、そんなようなことも聞いております。そして、今、緊急プロジェクトでいろんな方々のご意見を賜っています。これは午後のときにお話しさせていただきたいと思いますけども、多くの方がもうそういう議論をしてもいいんではないかなと、そういう声が大だと私も聞いております。
 ですから、私、成田空港が国際空港としてより一層輝く、言うならば、より一層重みを持たせるためにも、アクセスの問題はもちろんでございますが、しかし、今度は旅行者に対してもサービスが必要なのではないか。ましてや羽田との差別化においても、これは一案ですよ。例えば、外国人の旅行者に対してそういうサービスがあったとしても、私はおかしくはないんではないかなと。だから、カジノをどのように広げていくかは、これはまた別問題ですよ。ですから、私はそういう議論をやっていきたい。
 その後、私は経済界の方、いろんな方からお話も賜っています。特に千葉市長、熊谷さんなんかは、ぜひやってくれという話も聞いております。
 ですから、私は午後の会議を含めて、もう一度、皆さんの意見を把握して、また一歩前進したいなと、そのように思っています。
 ありがとうございます。

 

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