大学の就職内定率は、6割を切っていた2月1日時点から持ち直したが、50%台にとどまった大学もあり、この15年で6番目に低い数字。短大は88・8%、専修学校は86・5%だった。
【千葉】新卒3825人が未就職
就職が決まらないまま3月に県内の大学や高校などを卒業した新卒未就職者は、4月1日現在で前年同期比50・6%増の計3825人に上ったことが、千葉労働局のまとめで分かった。同局は24日、新卒未就職者を対象に就職面接会を開く。(小林孝一郎)
同局職業安定課によると、大学と大学院の新卒未就職者は2588人、短大は167人、専修学校と高専は573人。就職内定者数は前年同期比で20・4%減の16892人、内定率は同7・1ポイント減の83・6%と厳しい数字が並んだ。高校の新卒未就職者は471人、中学も34人いた。景気の悪化で企業が新規採用を控えたためという。
新卒未就職者が対象の就職面接会は24日午前9時半~正午、千葉市中央区のJR千葉駅ビル「ペリエ」6階大ホールで開かれる。求人企業は25社程度が参加する予定。問い合わせは職業安定課=電043(221)4081=へ。
派遣で社会人研修 県が支援、17日に説明会
県は、3月に学校を卒業した新卒未就職者を対象に、派遣社員として働きながら知識やスキルを身に付け、正規雇用を目指せるように支援する事業を始める。17日に開く説明会の参加者募集を6日から始めた。
県雇用労働課によると、この事業は来年3月末まで、民間の人材派遣会社3社に委託。対象は新卒未就職者約200人で、ビジネスマナーなどの基礎的な研修を受けた後、派遣先の企業で働きながら、より高度で実用的な研修も受けられる。その間の給与や研修費用は県が負担する。
県は、2008~09年度に国から受け取った緊急雇用創出事業臨時特例交付金を基に、基金を設立。基金のうち、7億5千万円を今回の人材育成事業に充てる。
事業の説明会は17日午後1時半から、千葉市美浜区の幕張メッセ国際会議場201号室で開かれる。
定員は先着200人。申し込みは6日から雇用労働課へ、住所・氏名・電話番号を書き、ファクス=043(221)1180=か、メール=koyou4@mz.pref.chiba.lg.jp=で。問い合わせは、同課=電043(223)2745=へ。
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