2009年9月2日水曜日

森田知事に激震、
  応援した盟友“森田派”議員落選

 「完全無所属」の森田知事の「自民党」の本質が明らかになりました。

 森田知事は8月29日の総選挙最終盤に千葉県13区の実川幸夫、6区の渡辺博道氏の応援演説を行いました。

 また、県外の自民候補の応援演説も行いました。

 いずれも自民党候補です。

─────「(東京湾)アクアラインのことを応援してくれた人に断る理由はない」。

 森田知事は当選以来、衆院選での応援に前向きな姿勢を示していた。

 ただ千葉県の自民党の候補者13人のうち「知事を呼びたい」と明言するのは13区の実川幸夫、6区の渡辺博道両氏のみ。

 2人とも知事選では森田氏を支援し、麻生太郎首相への当選あいさつにも同行した“森田派”だ。(北海道新聞8/19日付け)─────

 森田知事が応援に入った実川・渡辺氏は落選しました。



千葉 自民県連会長 実川氏破れる
   ────朝日9/2────


 13区 千葉13区では、自民前職で党県連会長の実川幸夫氏が敗れた。

 選挙期間中、麻生首相をはじめ、金子一義国土交通相、森田健作知事らが次々と応援に入り、5期16年の実績を強調して支持拡大を目指したが、「逆風」に抗しきれなかった。 

 落選が決まった後、実川氏は富里市中沢の事務所に姿を見せ、「かつてない逆風の中の選挙だった。
 今まで以上に頑張ったが、力が及ばなかった。
 議席を守れず、申し訳ない」と述べ、支持者らに頭を下げた。

 県連会長を辞する考えも示した。 

 実川氏は後援会組織をフル稼働し、「選挙の基本にかえって地縁、血縁に頼る」と選挙区をくまなく回ったが、流れをつくれなかった。

 陣営は重複立候補している比例の開票状況を見守った。



09衆院選ちば:
   森田知事、自民候補を応援
    ────毎日8/30────


 選挙戦の最終日の29日、森田健作知事が県内2カ所で自民党候補の応援弁士を務めた。

 今回の選挙で知事の県内応援は初めて。

 森田知事は午後2時半ごろ、印西市の千葉ニュータウン中央駅前でマイクを握った。

 冒頭「3月(の知事選)はありがとうございました」と切り出し、約7分間の演説の半分で東京湾アクアライン値下げをアピール。

 「絶対に無理と言われたものを実現できたのはどうしてか。

 それは千葉県に力があり、魅力があるから」と語った。

 北総線運賃については「5%値下げするよう候補とともに頑張っている」と力説した。

 このあと松戸駅前でもアクアラインについて語り、「千葉県が首都圏をリードしていくためにはこの候補が必要だ。

 この男がやるのか、やらないのか、冷静に考えてほしい」と訴えた。【斎川瞳、長谷川力】



森田知事への応援依頼低調
   公明に気兼ね、カネ問題も
    ────北海道新聞8/19────


 3月の千葉県知事選で自民党県議の約半数の支援を受け100万を超える得票で圧勝した森田健作知事。

 タレント出身の知名度の高さは衆院選でも魅力のはずだが、自民党の候補者からの応援依頼は低調だ。

 知事選で対立候補を支援した公明党への気兼ねや、当選後に噴き出した森田知事のカネにまつわる問題などもあるようだ。

 「(東京湾)アクアラインのことを応援してくれた人に断る理由はない」。

 森田知事は当選以来、衆院選での応援に前向きな姿勢を示していた。

 ただ千葉県の自民党の候補者13人のうち「知事を呼びたい」と明言するのは13区の実川幸夫、6区の渡辺博道両氏のみ。

 2人とも知事選では森田氏を支援し、麻生太郎首相への当選あいさつにも同行した“森田派”だ。
 公明党は知事選で、一部自民党県議らとともに白石真澄関西大教授を支援したが、約35万票に終わり惨敗。

 衆院選で森田知事を応援に呼べば公明党を刺激することになり、公明票が逃げる事態は避けたいとの思いがあるのは間違いない。

 公明党は7月下旬から自民党候補者に推薦を出したが、実川、渡辺両氏は13人の中でもっとも遅い3次推薦のグループに辛くも滑り込んだ。

 公明党関係者は「一生懸命やる人と、とりあえず推薦する人と、色合いは違う」と支援に濃淡をつける考えを示した。

 森田知事の人気も下降気味だ。政治資金問題で告発されたほか、剣道2段も“自称”だったことなどが相次いで発覚。

 自民党県議の一人は「呼んでも票になるかはわからない」と冷ややかだ。

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