2009年9月21日月曜日

千葉県の金権腐敗を一掃しよう

 千葉県は「金権日本一」と全国から揶揄されている。

 森田知事が虚偽記載、違法献金などで告発され、元千葉市長と元千葉市議会議長が逮捕と、金権腐敗が続出している。

 今度は、千葉県の不正経理が判明し、県民の怒りはおさまらない。

 県庁だけでなく、県警でも約1億4千万円分の不正経理処理が発覚した。

 県警本部の各課と全警察署などを合わせた全95部署中、80部署で見つかり、県警全体に広がっていた実体が浮かび上がった。

 まず、千葉県知事、県警本部長など不正経理を行った部署の責任者が共同記者会見で県民に謝罪すべきだ。

 そして、県下各地で説明会を設け、説明責任を果たすべきだ。

 不正経理発生の原因、全容解明、再発防止、幹部の責任追及を徹底する必要がある。

 また、憲法で定める全体の奉仕者としての公務員のあり方を研修などを通じ、徹底する必要がある。

 さらに、職員の内部告発権など、自治体労働者の権利を保障する必要がある。

 会計担当職員の処分など、トカゲのしっぽ切りで終わらしてはならない。

 県民は徹底追及を求めている。



千葉県の「不正経理問題」の
  真相究明と根絶に力を尽くします


1.架空発注を繰り返し、「預け」など県職員が関与した不正経理の総額が、過去5年 間で推計約30億円に上ることが判明し、森田知事は9日詳細を公表しました。このう ち使途不明金は約1億1千万円、職員が返還すべき金額は7億円に上り、不正経理は知 事部局や県教委、県企業庁などほぼすべての部署で見つかりました。県当局は、「不適 正な経理処理が組織的に行われていた」として、使途不明金に関わった関係者、管理監 督者は厳しく処分するとしています。

 言うまでもなく「不正経理」は、県民のみなさんの期待と信頼を損なう行為です。そ してそれは、この間連続して起こった公金詐欺事件の温床となりました。したがってこ うした事態を長年にわたり放置してきた県当局の責任は重大です。同時に、「不正経理」 の実態を見抜けず、それを正してこれなかった県職労としての責任も痛感するものです。


1.県当局の特別調査報告書によれば、不正の内容、実態など事実関係を明らかにした上 で、その発生原因と改善策・再発防止策にふれています。私たちは、そうした改善点等 については、真摯に受け止め、積極的な庁内討議を巻き起こし、是正に向けて力を合わ せることが必要だと考えます。

 その際重要なことは、こうした「不正経理」が長期にわたって行われ、それを是正出 来なかった背景の一つに、県職員の内部告発権が保障されてこなかったこと、そればか りかそうした行為に出ようとする職員へさまざまな圧力があったことです。

 私たちは、この間一貫して「行政内部のチェック機能を高め、職員の意見表明権や内 部告発権を保障する」ことを要求してきました。今回の事態をふまえ、私たちはあらた めてその実現を強く要求するものです。


1.私たち県職労は、「憲法をくらしと職場と県政に」、「県民本位の県政に」などを運動 のスローガンとして、さまざまな県民要求実現の運動に取り組んできました。これまで の県政が、貴重な県民の税金を、大企業向けの巨大開発に湯水のようにつぎ込む一方で、 県民のいのちとくらしをないがしろにしている実態を告発し、その是正のため、多くの 県民のみなさんと力を合わせてきました。そうした県職労として、今回の「不正経理問 題」についても職場からの運動を強め、その是正、根絶へ向け全力をあげることをあら ためて表明するものです。

   2009.9.12 千葉県職員労働組合中央執行委員会

 

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