2009年8月9日日曜日

アクアライン800円は、
  人にも地球にも優しくない
       地球温暖化に逆行

 県民の税金でアクアラインを800円に値下げして、交通量が1割増加したと、報道されています。

 「格差と貧困」のもとで車を買えない若者も増えています。

 アクアライン値下げよりも、雇用や医療や福祉などくらしに税金を使ってほしいとの声が出ています。

 また、アクアライン値下げは交通量を増やし、地球温暖化を促進するとの批判も出ています。

 下記に定例記者会見の知事見解を記しました。



森田知事 定例記者会見 7月30日(木)



(記者)

 おはようございます。アクアラインのことですが、いよいよ始まるわけですが、社会実験の効果を調べることですが、基本的にはまず通行量の調査ということになると思うのですが、今回の800円化が県内に及ぼす影響とか、そういったことを調査する具体的なそういうプランというか、そういったものはあるのでしょうか。

(知事)

 もちろんアクアラインを精査する協議会も立ち上げましたし、十分おわかりでしょうけど。

 ただ、通行量だけの問題ではないと思いますよ。

 例えば、湾岸の方の、いわゆる首都圏の方の交通混雑の緩和、CO2の問題、環境問題も含めて、それから、800円になれば観光、そして特にトラックなどは1,320円になるわけですから、今度は物流の面から、企業誘致も含めて、いろんな角度からこれは精査していかなければならないと、そのように思っています。

 確かに、何かをやるときというのは必ず不安もございます。

 どんな特効薬もすべて、全く副作用のない薬は私はないと思います。

 でも、私はそういう不安の部分を今度、私たちがみんな一体となって、どうやったらその不安がなくなるのだろうかと。

 それは今度、私たちが英知を集めて考えなければいけないですし、もちろん社会実験が成功するためにやると同時に、そういう不安解消も私たちは対応してまいりたい。

 この社会実験の中でいろいろ出てきた問題においても適宜対応してまいりたいと、そのように思っています。

2 件のコメント:

  1. >「格差と貧困」のもとで車を買えない若者も増えています

    これは事実を厳密に捉えているとは言えません。
    地方ならいざ知らず、鉄道網の発達している首都圏・大阪圏では自家用車が要らないのです。
    持っているだけで税金がかけられ維持費もかかり、昨今の“エコ”に反しますから。
    私も昨年まで軽自動車を持っていましたが上記の理由により手放しました。
    どうしても必要ならレンタカーを借りれば済む事です。
    値下げするなら流通業に直接関係する平日にこそ、そうすべきです。

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  2. ご指摘ありがとうございます。
    首都圏でも千葉県の農村部は、バスや電車などの公共交通が遅れているため、車が必需品になっています。
    もっと公共交通を充実させ、地球温暖化防止をはかりたいですね。

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