2012年6月12日火曜日

石原都知事に原発発言の撤回と謝罪を求めます

東京都知事 石原慎太郎 殿

千葉土建一般労働組合   
中央執行委員長 須木 時夫

 
  原発事故に関連した質疑がなされた、平成24年予算特別委員会に於いて、あなたは「原発について、山の上にあったらあんな被害は起こらずに済んだ。海浜を立地として構えることが誤りだった」 

 「極端なことをいうと、東京湾につくってもいい、千葉県の鋸山の頂点にでも造ったらいい」との暴言を発しています。
 
 仮にも、首都直下型の大震災が起これば地震被害に留まらず、大津波が誘発されることは先の大震災からも明らかです。それこそ日本の心臓部が壊滅的打撃を受けるのです。    あなたの無責任な暴言は、公職にある者として許されるものではありません。

 あなたは、こうした批判に対して、「一つの文明論を言っただけ。何の釈明もしないし、謝罪するつもりは毛頭ない」と居直りをしたままです。 

 どんな意図で、我が郷土の「鋸山」を引き合いに出したかは知りませんが、千葉県民はあなたの暴言を黙認することは出来ません。  あなたには、原発で一担、重大事故が発生し放射性物質が外部に放出されると、もはやそれを完全に抑える手段が存在しないという事実と科学に対する認識と謙虚さが欠落しています。  

 あなたの発言は、日本が地震国であり、現に、福島第一原発事故が起こったという事実を直視せず、何の反省もなく原発の新たな建造を言い出すこと自体が論外です。

 挙句の果てに、「千葉県に造ればいい」とは、とんでもない千葉県民に対する侮蔑的冒涜以外にありません。 
  
 ただちに千葉県民に謝罪し、発言の撤回を行う事と文書での回答を求めます。  

以   上  

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