2012年6月1日金曜日

石原東京都知事が「鋸山に原発造れ」と発言

 
 日本共産党の大山とも子東京都議は15日の都議会予算特別委員会で、石原慎太郎知事が前日の同委員会で原子力発電所について、「極端なことを言うと東京湾のどこかに造ってもいい」と発言した問題を追及し、撤回を迫りました。  石原知事は14日の同委員会で「海岸のそばでは自身の問題もあるかもしれないが、千葉県の山なんかたくさん残っていますから、鋸山の頂点にでも造ったらいい」と発言しました。

 大山氏はこの発言について「驚くべき暴言だ。重大事故が起きれば日本の心臓部が壊滅的打撃を受ける」と批判し、都民と千葉県民への謝罪を求めました。

 石原知事が「一つの文明論を言っただけ。何の釈明もしないし、謝罪するつもりは毛頭ない」と居直ったのに対し、大山氏は「地震国日本では、山でも海でもどこに造っても、地震による重大事故の危険は避けられない。人類は原発事故で放射能が外部に漏れだしたら抑える手段、技術をいまだに手に入れていない」と述べ、原発「安全神話」に固執する知事を批判しました。

────しんぶん赤旗」2012年3月16日────

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