2010年5月16日日曜日

森田知事の新党への対応

知事定例記者会見概要日時 平成22年4月15

 ◎質疑応答

(記者)

 おはようございます。先週の土曜日ですが、森田知事もよくご存じの平沼さんや与謝野さんが新党を立ち上げました。永田町内でも賛否といいますか、評価は様々なようですが、知事自身は「たちあがれ日本」をどのようにご覧になっているのか、ご感想をお聞かせください。

(知事)

 経験豊富な大ベテランの先生方ですし、正直言って、あの年代になったらもういいかと思うのが今の時代でございます。しかし、あのベテランの人たちが、このままでは日本をどうするんだと、何とかしなきゃいけないと。それと同時に、おれたち年寄りが頑張っているのに、おまえたち若者は何やっているんだと、そういうような強いメッセージかなと、そのように私は思っております。ですから、私も千葉県知事として千葉を一生懸命頑張りたいと、そのように思っています。

(記者)

 おはようございます。今の件に関連してですが、その後、各地方の首長さんも新党に向けての動きというのを出されたりしているようですが、それについて知事自身どう思っていらっしゃるか、何か具体的なアプローチなりお考え、もしくは向こうからのコンタクトなどおありだったかどうか、教えてください。

(知事)

 コンタクトはございませんが、舛添さん、もったいないなと思うんですね。あれだけ知名度があって、そして国民からは期待されている。議員心理をつかまなきゃいかんと思いますね。だから、まずは足元をぴちっと固めていかないと、せっかくの待望論というのが徐々に消えていっちゃうんじゃないかなと思います。
 私も衆議院、参議院とやらせていただきました。そういう意味では、総理を選ぶためにいろいろと仲間と話したことはございます。確かに、議員というのは知名度のある方、有名な方に乗りたいという気持ちはあるんですよ。あると同時に、一番最後の判断は何かというと、例えば、心情的にはどうなのか、それと同時に、おれたちと一緒に、この党のためにどれだけ汗をかいたかとか、おれたちと一緒にどのようなことをやってきたのか、それをものすごく判断の材料にするんですね。
 ですから、舛添さんはあれだけの実力もあることですから、その辺の議員心理をしっかりつかんで、まず一緒になって汗をかくということをもう一度おやりになったら、将来開けるんではないかなと、そのように思っております。
 また、新党がいろんなところで立ち上がってまいっております。私は今、国会議員ではありませんので、どうこうということはございませんけども、ただ、今、日本の政治というのは非常に混乱しているのかなと。国内だけでがたがたやっている分には結構ですが、今の日本というのは世界の日本でございますから、世界に「何だ、日本は」と言われないようにやっていかなければならないのではないかなと、そのように思います。早く中央の政治も安定していただかないと、地方も絶えず混乱するばかりなので、よろしくお願いいたします。

(記者)

 各首長さん、例えば杉並区の区長さんなど、声を上げたりされている方もいらっしゃるのですが、知事ご自身はその点について何かお考えがございますか。

(知事)

 そういう人たちにどうのこうのという意見はございませんが、まず今、千葉県においても山積している問題もあります。特に最近、やっと凍結解除になりましたが、4車線化も含めて、はっきり言って、いろんな形で水面下で私たちやっておりました。ですから、まずは第一義的には、県は一生懸命やること。イコール、この千葉県というのは非常にポテンシャルのある県ですから、この県が盛り上がれば、首都圏が盛り上がる、イコール我が日本国が盛り上がると、第一義的にそのような思いを持っております。

(記者)

 確認ですが、先ほど少しお話が出た、例えば舛添さんの新党話、それで例えば東国原さんや、あるいは橋下さんと政策面で連携するというお話があったり、あるいは杉並区長や横浜の前の市長の中田さんなども新党の話もありますが、そういったところから知事に対するアプローチというのは、今のところないということでよろしいでしょうか。

(知事)

 それで結構でございます。

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