2010年5月26日水曜日

千葉県次世代育成支援行動計画(後期計画)の策定について
    ──森田知事定例記者会見 4月15日──

(知事)

 おはようございます。

 最初に、県では、このたび、次代を担う子どもたちが健やかに育つよう支援していくため、「千葉県次世代育成支援行動計画」の後期計画を策定いたしました。

 この計画は、平成22年度から5年間に実施する次世代育成の総合的な取組みを示したものでございます。

 計画の策定に当たっては、「千葉県総合計画」を初め、関連関係である「千葉県ひとり親家庭等ふれあいサポートプラン」などとの整合を図りました。

 また、「次世代育成支援対策を推進する千葉県民会議」からのご提言や、県民の皆様から寄せられたご意見等を反映して策定いたしました。

 計画の基本理念は、「子どもは地域の宝。全ての子どもと子育て家庭の『育ち』を地域のみんなで支える。」といたしました。世代を越えて、いろいろな人たちが相互にかかわり合いながら、子どもを地域の宝として、みんなで育てていく社会を目指すということでございます。

 そして、子どもの成長にとって特に大切なのが「家庭」でございます。この計画では、「家庭」を基本に、地域が一体となって子育てを支える社会の実現に向け、「子どもと若者」、「親」、「地域」の3つの視点から、児童福祉や教育、保健医療、就労、男女共同参画など、幅広い分野で総合的な施策を展開いたします。

 具体的な取組みを3つ紹介いたします。

 1つ目は、子育て世帯の経済的負担を軽減するために、乳幼児医療費助成の対象を拡大し、「子ども医療費助成事業」として充実させます。

 2つ目は、多様化するニーズに対応した保育サービスの充実を図るとともに、待機児童の解消に向けて保育所整備を推進いたします。

 3つ目は、児童虐待の防止や要保護児童を支援するために、児童相談所の体制を強化するとともに、県立児童養護施設である「富浦学園」の整備を推進いたします。

 今後、計画の推進に当たっては、市町村や県民の皆様とともに、「チームスピリット」の精神で、全力で取り組んでまいります。そして、日本の未来を担う子どもたちが、健やかに生まれ、夢と希望を持ちながら、元気に育つことができる「子育てサポート日本一」の千葉県を目指してまいりたいと思います。

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