2010年4月11日日曜日

「返還金カンパ、高額パーティーは事実」
 新たな内部告発受け、最後の不正経理特委で追及
────小松実ブログ 2010/03/29────

 最終となる第15回目の「不正経理調査特別委員会」が今日開かれ、委員会として議長に提出する「最終報告案」の審議が行われました。

 「報告書」には、「再発防止に向けた提言」として、日本共産党が主張した内部通報に関して「事実に基づく通報であれば匿名であっても調査対象とするなど、内部通報がしやすい体制を整備すること」や「ものを言える風通しのいい職場づくりを行うこと、また、上司に対する部下からの具申制度や職員が感じていること、改善策等を提案できる場を創設すること」。さらに、「過去の調査ができるよう、会計関係の文書の保存を延長すること」「対外的な折衝や交流に係る経費について支出基準を明確にし、必要な予算措置をすること」などが、盛り込まれています。

 その他の議題で、私は、この間、寄せられていた新たな「内部告発」文書を取り上げ、県当局の見解を質しました。

 「内部告発」は、匿名でA4判一枚のワープロ打ち。日本共産党千葉県委員会の住所に「小松議員様」として送られてきました。

 文書には、冒頭、「毎日新聞で過日とりあげられた『県教育事務所 高額パーティー』の記事をみて、知っていることを告発します。」とあり、北総教育事務所での「返還金カンパ」問題について、「発覚前日(2/8、私が、不正経理特委でこの件を問題にした日=小松)に、個々にその10000円が総務課長から返金された。」

 「発案者は次長、実行は総務課長!最近では『すべてのことはなかったことにしてくれ』『知らないと言ってくれ』と何度も次長は頭を下げたらしい」

 「カンパは未遂に終わったが、そういう動きがあったのは事実、隠ぺいしようとしているのも事実」とありました。

 私の質問に、小宮大一郎総務部長は「そういう事実はつかんでいない。今後、さらに調査して、常任委員会等で報告したい」と、答弁しました。

 また、高額パーティーについて、文書が、「次長が述べたように、強制はしていないとは思う。しかし、人事権を握っている管理課の一言には逆らえない」「高額パーティーも受付名簿に昨年度の参加費の支払い状況が記載されており、参加しなかったり、払わないことで見せしめのような雰囲気を醸し出す名簿になっている。」などと記述していることについて、私は、前回保留していた「調査についてどう考えているか」「少なくとも、『鏑木会』『籐の会』の名簿と数年分の会計簿くらいは提出させるべき」と、迫りました。

 小宮総務部長は「教育委員会に調査を指示している。」と述べ、高額パーティーについても、教育委員会を中心に調査が開始されていることを明らかにしました。

 これらについても、次の6月議会常任委員会で報告されることになります。 

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