森田知事は「今年は治安、教育、乳幼児医療費など各論に取り組みたい」と新年の抱負を述べ、「どんどん国体をPRし、これに便乗して農産物も観光もアピールする」と話した。
NAA社長は「安全優先で」
成田国際空港会社(NAA)の仕事始めでは、森中小三郎社長が昨年3月のフェデックス機事故にふれ、「痛ましい事故が二度と起きないよう、すべてに安全を優先して頑張っていただきたい」と職員を激励した。B滑走路用地の未買収地については「北側への延伸は実現したが、問題が根本的に解決したわけではない。年内解決を目標に(買収に)取り組んでいく」と強調した。
────【倉田陶子、山田泰正】毎日1/5────
千葉 乳幼児医療の助成拡大など
知事訓示で意欲
官公庁や民間企業の仕事始めの4日、森田知事や成田国際空港会社の森中小三郎社長は職員を前に年頭の抱負を述べた。
森田知事は県庁で幹部職員約300人を前に訓示。今年の干支(えと)の寅(とら)を例に、「県庁への批判はあるかも知れないが、虎のようにガンガン行き、ガンガン攻める。虎のようにどんなものにも真っすぐ前に向かって頑張る」と、職員を鼓舞した。
さらに、「今年は『動』の二乗で、各論で攻めていこう」と熱っぽく語り、各論の具体的内容として、移動交番の導入や私学助成、乳幼児医療費助成の拡大を挙げた。その上で、「非常に難しいが、難しいからこそやる。必ず成果は出ると思う」と述べた。また、9~10月に県内で開催される「ゆめ半島千葉国体」と全国障害者スポーツ大会「ゆめ半島千葉大会」についても、「どんどんPRしていきたい。私たちのおもてなしの心は選手、関係者、観光客の皆様に届くと信じている」と意気込みを見せた。
知事室などでは、「県鳶(とび)工業会」の12人が正月らしい「木遣(きや)り」を披露。地曳岩夫会長は「県内の景気が良くなるように歌わせてもらいました」と笑顔で話していた。
────2010年1月5日 読売新聞)────
千葉 「今年は各論に力」
知事年頭あいさつ
仕事始めの4日、県庁では森田健作知事が、約200人の幹部職員らを前に年頭のあいさつをし、今年は移動交番や乳幼児医療費助成などの「各論」に力を入れる方針を示した。
森田知事は、不正経理問題などがあった昨年を「県庁にとっても非常に厳しい年」と表現するとともに、東京湾アクアラインの料金や北総鉄道運賃の値下げなどを挙げ、「同時に県庁の皆さんが本当に踏ん張ってくれた成果も出た」と評価。また、昨年は「国をも巻き込んだ大きなことを皆さんと一緒になって、それなりに成果が出た」とし、今年は「各論に攻める」として、治安では移動交番を、教育では私学助成や青少年の心の教育、乳幼児医療費助成などに取り組むとした。
また、ゆめ半島千葉国体・千葉大会や農産物、観光のPRを掲げたほか、中央や外国、経済界などへの積極的な交流にも意欲をみせた。最後は森田流に、今年の干支(え・と)の虎にちなんで「まさしく千葉県は虎。この一年私たちは止まってはいけない。虎のようにがんがん行く、がんがん攻める。私たちは虎のようにどんなものにもまっすぐ前に頑張る」と熱弁をふるった。
────朝日1/5────
千葉 『虎のように攻めよ』
県庁で仕事始め 知事、職員の士気鼓舞
県庁で四日、新年の仕事始め式が行われ、森田健作知事=写真(右)=はあいさつで「この一年、私たちは虎のようにガンガン行く、ガンガン攻める」と述べ、今年の干支(えと)にちなんで職員にはっぱをかけた。
昨年一年間を「動」と表現した森田知事は「今年は『動』の二乗。何事も動かなければ成果はない」と強調。移動交番や私学助成、乳幼児医療費など具体例を挙げながら「難しいが、難しいからやる。必ず成果は出る」と意気込んだ。
不正経理問題で失った県民の信頼回復については「一つ一つ仕事を全力でやり、私たちが流す汗を見てもらおう」と呼び掛けた。これまで以上に自ら農産物や観光のPRなどに乗り出す姿勢も示した。 (小林孝一郎)
────東京1/5────
千葉 前に進み困難打開を
県内自治体、企業で仕事始め
仕事始め式で、年頭のあいさつをする森田知事(右)=4日午前、県庁会議室
「虎のように前に進め」「困難な局面を乗り切ろう」。県内自治体や多くの企業で4日、仕事始め式が行われ、2010年が本格的に始動した。激動の時代のかじ取りを任うトップの面々は、年頭あいさつに当たり、抱負や決意を力強く訴えた。
○ つまずいても行け 県庁で森田知事
県庁では、森田健作知事が幹部職員300人を前に「今年は寅(とら)年。まさしく虎は千葉県だ。この1年、私たちは止まってはいけない。ガンガン行って攻める。けつまずいても前に倒れれば、1センチでも前に進める。後ろに倒れると頭を打って死ぬ。私たちは虎のようにまっすぐ前に(進んで)頑張る」と前向きにスタートを切るよう訴えた。
また、不正経理問題で失墜した信頼の回復に向け、「今は批判があるが、私たちの汗を県民が見たなら、必ず千葉県は生まれ変わったと言ってくれる日が来ると確信している」と職員を勇気づけた。
────千葉日報1/5────
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