2012年9月7日金曜日

【千葉】
経済効果最大1.5兆円 カジノ複合施設構想
空港遠近2案を提示

 
  成田空港や周辺の活性化策を考える県の「グレード・アップ『ナリタ』活用戦略会議」の第三回会合が十八日、千葉市内で開かれ、県はカジノを含む複合施設の空港周辺への導入に向けた調査結果を報告した。アジアの富裕層の利用客獲得には空港隣接地は立地条件が良く、経済波及効果(五年間)は一兆五千億~一兆一千億円と推計されるなどとした。 (小川直人)
 
  成田空港の年間発着枠の拡大やアジア諸国の経済発展を背景に、カジノや国際会議場、宿泊施設を備えた複合施設の空港周辺への導入が検討されている。県は二〇一一年度に導入可能性について調査を実施していた。
 
  調査では、シンガポールにある同じような複合施設「マリーナ・ベイ・サンズ」など海外の先進事例を検証。中国や東南アジアの富裕層をターゲットとすることや、既存施設との差別化から日本独自の文化を生かした話題性が不可欠とした。一方、犯罪者の排除や青少年の入場制限などの必要性も指摘した。 
 
 空港周辺には建物の高さ規制があることから、複合施設のイメージとして空港隣接地に造る小・中規模型(建設費概算二千億円)と、空港から離れた大規模型(同三千六百億円)の二案を提示。国内外の需要予想などから推計した五年間の経済波及効果は、小・中規模型で一兆一千億円、大規模型で一兆五千億円。雇用効果は二万~二千八百人とした。
 
  委員からは「カジノの利用は外国人に限定するべきだ」などの意見が出た。
 
  出席した森田健作知事は報道陣に「少しずつ具体化してきた。日本の特徴が出た施設にするのがいいだろう」と述べ、導入に意欲を見せた。  

────2012年5月19日 東京────

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