2012年9月28日金曜日

【千葉】
若者の相談窓口に
県、民間受託団体を公募

 
  ニートやひきこもり、不登校などの相談窓口として、県は七月に「子ども・若者総合相談センター」を開設する。センターの業務運営を民間委託することにしており、受託希望団体の募集を始めた。 
 社会、学校生活になじみにくい悩みを抱えている当事者、保護者らは「どこに相談していいか分からない」と困惑しがち。原因が健康的な問題なのか、生活環境にあるのか、職能習得によって対処可能なのか、つまずきのきっかけが不明なことが多いためだ。 

 そこで、県は解決の糸口として「まず最初に相談を寄せてもらう」目的で、本年度予算にセンター事業費を盛り込んだ。センターのみで解決できない場合は、フリースクールや医療機関、職安など、その人にふさわしい支援機関に相談内容を引き継ぐ。 

 受託団体には、支援の活動実績が二年以上ある▽県内全域に対応できる-などの条件を満たす公益法人、企業、NPOといった団体が応募できる。七月一日から来年三月末日までが当初の契約期間。契約金額の上限は約一千万円で、県はプロポーザル(企画提案)方式で委託団体を選ぶ。 

 六月五日午後一時から千葉市稲毛区天台の県青少年女性会館で説明会を開く。公募締め切りは同十五日で、書類審査を経て同二十五日の選考会で受託団体が決まる。問い合わせは県県民生活課=電043(223)2288=へ。 

────(堀場達)2012年5月29日 東京────

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