2012年4月29日日曜日

【千葉】
カジノ施設 経済効果大
成田でシンポ

 
 成田空港周辺にカジノを含む複合施設ができると、少なくとも年間二百四十三万人が利用し、経済効果は五年で一兆円に届くとする推計を三菱総合研究所がまとめ、県が十八日、成田市で開いたシンポジウムで公表した。 カジノと会議場や展示会場、ホテルが一体となった複合施設(IR)を導入する可能性について、県が委託した調査の中間報告。県は三月末に報告書の提出を受け、四月以降は有識者の会議で誘致の検討を進める。

 中間報告では、空港に隣接した中低層建築で日本文化を取り入れるA案と、シンガポールなど国際標準の大規模施設を空港周辺に立地させるB案を提示。意識調査では施設の魅力はA案が上回ったが、需要や経済効果はB案が大きく、六千室以上の宿泊施設が新たに必要になるという。

 シンポジウムには百十一人が参加。パネリストは「IRは国際空港に近いことが必要で、成田はチャンスに恵まれている」「全国で誘致の動きがあり、地域間競争になる。地元で徹底的に話し合い、早急に手を挙げるべきだ」などと訴えた。(小沢伸介)

────2012年2月19日 東京────

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